研究領域「エピゲノム研究に基づく診断・治療へ向けた新技術の創出」中間評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要

本研究領域は、細胞のエピゲノム状態を解析し、これと生命現象との関連性を明らかにすることにより、健康状態の維持・向上や疾患の予防・診断・治療法に資する、エピゲノム解析に基づく新原理の発見と医療基盤技術の構築を目指します。

具体的には、がんや慢性疾患(例えば、動脈硬化、糖尿病、神経疾患、自己免疫疾患など)において適切な細胞のエピゲノム解析を行い、病因または病態進行 の要因となるエピゲノム異常を見いだすことで、エピゲノムの変動と維持に関する新原理の発見や画期的な予防・診断・治療法に資する基盤技術の創出を目指す 研究を対象とします。また、幹細胞の分化過程の各段階におけるエピゲノムプロファイルの比較を行うことにより細胞分化のメカニズム解明に挑む研究や、それ を通して組織指向的に細胞を分化誘導するための基盤技術も対象とします。さらに、メチロームやヒストン修飾プロファイルなどのエピゲノムの効率的な解析・ 解読法等の要素技術、エピゲノム制御のための要素技術の開発を目指す研究なども含みます。

本研究領域では、一部の課題において国際ヒトエピゲノムコンソーシアム(International Human Epigenome Consortium, IHEC)との連携を進めます。

2.中間評価の概要

2-1.評価の目的、方法、評価項目及び基準

戦略的創造研究推進事業・CRESTにおける中間評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施した。

2-2.評価対象研究代表者及び研究課題

平成23年度採択研究課題

(1)五十嵐 和彦(東北大学大学院医学系研究科 教授)

定量的エピゲノム解析法の開発と細胞分化機構の解明(97KB)

(2)加藤忠史((独)理化学研究所脳科学総合研究センター チームリーダー)

精神疾患のエピゲノム病態の解明に向けた新技術創出(84KB)

(3)金井 弥栄((独)国立がん研究センター研究所分子病理分野 分野長)

ヒト消化器上皮細胞の標準エピゲノム解析と解析技術開発(99KB)

(4)白川 昌宏(京都大学大学院工学研究科 教授)

幹細胞における多分化能性維持の分子機構とエピゲノム構造の三次元的解析(106KB)

(5)白髭 克彦(東京大学分子細胞生物学研究所 教授)

エピゲノム解析の国際標準化に向けた新技術の創出(103KB)

(6)鈴木淳史(九州大学生体防御医学研究所 教授)

肝細胞誘導におけるダイレクトリプログラミング機構の解明とその応用(101KB)

(7)中尾光善(熊本大学発生医学研究所 教授)

高次エピゲノム機構の作動原理と医学的意義の解明(99KB)

(8)萩原正敏(京都大学大学院医学研究科 教授)

エピゲノム創薬による広汎性発達障害の克服(94KB)

(9)藤田敏郎(東京大学先端科学技術研究センター 名誉教授)

生活習慣病による進行性腎障害に関わるエピジェネティック異常の解明と診断・治療への応用(95KB)

2-3.中間評価会の実施時期

平成26年11月4日(火曜日)

2-4.評価者

研究総括
山本 雅之 東北大学大学院医学系研究科 教授
副研究総括
牛島 俊和 (独)国立がん研究センター研究所 分野長
領域アドバイザー
久保田 健夫 山梨大学大学院医学工学総合研究部 教授
高木 利久 東京大学大学院理学系研究科 教授/(独)科学技術振興機構バイオサイエンスデータセンター センター長
高橋 政代 (独)理化学研究所多細胞システム形成研究センター プロジェクトリーダー
田嶋 正二 大阪大学蛋白質研究所 教授
千葉 勉 京都大学大学院医学研究科 教授
西島 和三 持田製薬(株)医薬開発本部 課長/東北大学未来科学技術共同研究センター 客員教授
深水 昭吉 筑波大学生命領域学際研究センター 教授
本橋 ほづみ 東北大学加齢医学研究所 教授
諸橋 憲一郎 九州大学大学院医学研究院 教授
吉田 稔 (独)理化学研究所 吉田化学遺伝学研究室 主任研究員
外部評価者
該当者なし

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