研究領域「シミュレーション技術の革新と実用化基盤の構築」事後評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要

 本研究領域は、計算機科学と計算科学が連携することにより、シミュレーション技術を革新し、信頼性や使い易さも視野に入れて、実用化の基盤を築く研究を対象とするものである。
 具体的には、物質、材料、生体などのミクロからマクロに至るさまざまな現象をシームレスに扱える新たなシミュレーション技術、分散したデータベースやソフトウェアをシステム化する技術、また、計算手法の飛躍的な発展の源となる革新的なアルゴリズムの研究や、基本ソフト、情報資源を取り扱いやすくするためのプラットフォーム、あるいは分野を越えて共通に利用できる標準パッケージの開発などが含まれる。

2.事後評価の概要

2−1.評価の目的、方法、評価項目及び基準

 戦略的創造研究推進事業・CRESTにおける事後評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施した。

2−2.評価対象研究代表者及び研究課題

平成16年度採択研究課題
(1) 大石 進一 (早稲田大学理工学術院基幹理工学部応用数学科 教授)
数値線形シミュレーションの精度保証に関する研究 数値線形シミュレーションの精度保証に関する研究PDF(173KB)
(2) 田中 成典 (神戸大学大学院工学研究科 教授)
フラグメント分子軌道法による生体分子計算システムの開発 フラグメント分子軌道法による生体分子計算システムの開発PDF(213KB)
(3) 田中 高史 (九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門 教授)
リアルタイム宇宙天気シミュレーションの研究 リアルタイム宇宙天気シミュレーションの研究PDF(181KB)
(4) 冨田 勝 (慶応義塾大学先端生命科学研究所 所長/環境情報学部 教授)
システムバイオロジーのためのモデリング・シミュレーション環境の構築 システムバイオロジーのためのモデリング・シミュレーション環境の構築PDF(193KB)
(5) 樋口 知之 (情報・システム研究機構統計数理研究所 副所長・教授)
先端的データ同化手法と適応型シミュレーションの研究 先端的データ同化手法と適応型シミュレーションの研究PDF(220KB)
(6) 藤原 毅夫 (東京大学大学総合教育研究センター 教授)
複合手法を用いた電子構造計算技術の開発 複合手法を用いた電子構造計算技術の開発PDF(193KB)

2−3.事後評価会の実施時期

 平成21年10月29日(木) 

2−4.評価者

研究総括
土居 範久 中央大学理工学部情報工学科 教授
領域アドバイザー
大蒔 和仁 東洋大学総合情報学部総合情報学科 教授
小柳 義夫 工学院大学情報学部 学部長・教授
武市 正人 東京大学大学院情報理工学系研究科 教授
寺倉 清之 北陸先端科学技術大学院大学先端融合領域研究院 特別招聘教授
東倉 洋一 情報・システム研究機構国立情報学研究所 副所長・教授
三浦 謙一 情報・システム研究機構国立情報学研究所 リサーチグリッド研究開発センター センター長
矢川 元基 東洋大学計算力学研究センター センター長・教授
外部評価者
該当者なし