研究領域「テーラーメイド医療を目指したゲノム情報活用基盤技術」事後評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要
 本研究領域は、ゲノム情報を活用した創薬、個々人の体質に合った疾病の予防と治療―テーラーメイド医療―の実現に向けて、新たなゲノム情報解析システムの創製を目指した研究や多因子疾患の解明と創薬をはじめとした革新的な治療・予防法の基盤となる技術開発等を対象としている。
 具体的には、遺伝力の強い疾病や感染症に対する感受性や抵抗性のゲノム情報からの解明と創薬、我が国に特徴的な生活習慣病の遺伝・環境要因の探索とゲノム情報に基づいた予防法の開発、さらにゲノム情報に基づく薬剤感受性(有効性と副作用)の個人差を迅速かつ確実に解明することを目指す技術に関する研究、およびそれらの基盤となる新たな高効率ゲノム情報(SNPs)解析技術の実現を目指した研究等を進めている。
2.事後評価の概要

2−1.評価対象研究代表者及び研究課題


平成14年度採択研究課題
稲澤 譲治  東京医科歯科大学難治疾患研究所 教授  (29 KB)
 「高精度ゲノムアレイの開発と疾患遺伝子の探索」
加藤 規弘  国立国際医療センター研究所遺伝子診断治療開発研究部 部長  (154 KB)
 「高血圧関連疾患に関する多面的なゲノム疫学研究」
武田 純  岐阜大学大学院医学系研究科 教授  (25 KB)
 「転写調節系の分子解剖による糖尿病素因の探索」
戸田 達史  大阪大学大学院医学系研究科 教授  (26 KB)
 「ゲノム解析によるパーキンソン病遺伝子同定と創薬」
間野 博行  自治医科大学分子病態治療研究センター 教授  (29 KB)
 「遺伝子発現調節機構の包括的解析による疾病の個性診断」
2−2.実施時期
平成19年12月26日
2−3.評価者
研究総括
笹月 健彦 国立国際医療センター 総長

領域アドバイザー
猪子 英俊 東海大学医学部 医学部長・教授
鎌谷 直之 東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター 所長・教授
古野 純典 九州大学大学院医学研究院 教授
徳永 勝士 東京大学大学院医学系研究科 教授
中村 祐輔 東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター センター長・教授
吉田 光昭 東京大学大学院新領域創成科学研究科 客員教授