研究領域「生物の発生・分化・再生」
事後評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要
 生物の発生・分化の過程を通して分子・細胞・器官等さまざまなレベルでみられる分子機構、生物の巨視的な姿、形の形成を支配する法則、及び失われた組織や細胞の復元・再生過程にみられる生物自身が示す調整性やその分子生物学的メカニズムに関する研究、さらには器官形成の研究等を対象としている。
 具体的には  等のテーマについて遺伝学・分子細胞生物学・遺伝子工学等のさまざまなアプローチを駆使して研究を進めている。
2.事後評価の概要

2−1.評価対象研究代表者及び研究課題
(1)上村 匡(京都大学大学院生命科学研究科 教授)
 「単一細胞レベルのパターン形成:細胞極性の制御機構」
(2)岡野 栄之(慶応義塾大学医学部 教授)
 「幹細胞システムに基づく中枢神経系の発生・再生研究」
(3)岡本 仁(理化学研究所脳科学総合研究センター グループディレクター)
 「Genetic dissectionによる神経回路網形成機構の解析」
(4)小林 悟(自然科学研究機構基礎生物学研究所岡崎統合バイオサイエンスセンター 教授)
 「生殖細胞の形成機構の解明とその哺乳動物への応用」
(5)竹縄 忠臣(東京大学医科学研究所 教授)
 「器官形成に於ける細胞遊走の役割及びそのシグナリングと再生への応用」
(6)濱田 博司(大阪大学大学院生命機能研究科 教授)
 「形態の非対称性が生じる機構」
(7)松本 邦弘(名古屋大学大学院理学研究科 教授)
 「発生における器官・形態形成と細胞分化の分子機構」
2−2.実施時期
平成18年2月24日
2−3.評価者
研究総括
堀田 凱樹(情報・システム研究機構 機構長)
領域アドバイザー
岡田 益吉(国際高等研究所 副所長)
帯刀 益夫(東北大学加齢医学研究所 所長)
須田 年生(慶応義塾大学医学部 教授)
竹市 雅俊(理化学研究所発生・再生科学総合研究センター センター長)
長濱 嘉孝(自然科学研究機構基礎生物学研究所 教授)
藤澤 肇(名古屋大学大学院理学研究科 特任教授)