研究領域「環境低負荷型の社会システム」事後評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要
地球との共生と持続的な発展をめざしたクリーンな社会システムの実現に関して、資源のリサイクル、有効利用を概念とするLCA評価の高い生産システム、低エネルギー・資源消費、効率的なエネルギー・資源の利用を基盤とする環境低負荷型の社会/生活/都市/住宅実現のための実証的・システム的研究や、環境汚染の計測/評価/制御のための革新的な技術開発を行なう。
2.事後評価の概要
2−1.評価の目的
研究の実施状況、研究成果、波及効果等を明らかにし、今後の研究成果の展開及び運営の改善に資すること。
2−2.評価対象研究代表者及び研究課題
   
(1)茅根 創(東京大学 大学院 理学系研究科 助教授)
 サンゴ礁によるCO2固定バイオリアクター構築技術の開発
(2)佐和 隆光 (京都大学 経済研究所 教授)
 地球環境保全のための国際的枠組みのあり方
(3)野池 達也(東北大学 大学院 工学系研究科 教授)
 新世代型低負荷環境保全技術による廃棄物のエネルギー化・再資源化
(4)盛岡 通(大阪大学 大学院 工学研究科 教授)
 社会実験地での循環複合体のシステム構築と環境調和技術の開発
(5)矢木 修身(東京大学 大学院 工学系研究科 教授)
 微生物を活用する汚染土壌修復の基盤技術
(6)吉田 尚弘(東京工業大学 大学院 総合理工学研究科 教授)
 アイソトポマーの計測による環境物質の起源推定
(7)渡辺 義公(北海道大学 大学院 工学研究科 教授)
 質の利用を中心にすえた新しい都市水代謝システムの構築
2−3.実施時期
平成14年1月21日
2−4.評価方法
研究課題毎に、評価者が研究者との面談により実施。
2−5.評価項目及び基準
(イ)外部発表(論文、口頭発表等)、特許、研究を通じての新たな知見の取得等の研究成果の状況
(ロ)得られた研究成果の科学技術への貢献
2−6.評価者
研究統括    茅 陽一 財団法人地球環境産業技術研究機構 副理事長/所長

領域アドバイザー
石井 吉徳富山国際大学 教授
内嶋 善兵衛宮崎公立大学 学長
上之薗 博財団法人電力中央研究所 特別顧問
合志 陽一国立環境研究所 理事長
松尾 友矩東洋大学 教授