研究領域「共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築」中間評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要

本研究領域は、コンピュータなどの情報機器、ネットワーク、コンテンツなどで満ち溢れた情報環境において、実空間コミュニケーション、ヒューマンインターフェース、メディア処理などの要素技術を融合・統合し、 「人間と情報環境の調和」を実現するための基盤技術の構築を目指します。

具体的には、人間行動・実空間状況の取得・理解を行うセンサーネットワークやユビキタスコンピューティングによる実空間適応型認識技術、ロボットやユ ビキタスネットワークによる人間-機械コミュニケーションの円滑化技術、および、テキスト、音声、音楽、画像などの多様なメディアの解析、検索、集積、 構造化などに関わるコンテンツ技術を連携・融合・統合した「人間調和型情報環境」を構築するための研究を推進します。さらに、人間とこれを取り巻く情報環境の調和的な相互作用を行う技術のブレークスルーを生み出す研究や、人間と情報環境の調和という視点を意識した認知プロセスの研究と情報環境構築技術の研究を、異分野融合課題として推進・発展させる研究も含みます。

2.中間評価の概要

2-1.評価の目的、方法、評価項目及び基準

戦略的創造研究推進事業・CRESTにおける中間評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施した。

2-2.評価対象研究代表者及び研究課題

平成21年度採択研究課題

(1)相澤 清晴 (東京大学大学院情報学環 教授)

食のライフログに関わる情報共有基盤(103KB)

(2)石川 正俊 (東京大学情報理工学系研究科 教授)

高速センサ技術に基づく調和型ダイナミック情報環境の構築(95KB)

(3)柏野 牧夫 (日本電信電話(株)コミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員/人間情報研究部 部長)

潜在的インターパーソナル情報の解読と制御に基づくコミュニケーション環境の構築(104KB)

(4)河原 達也 (京都大学学術情報メディアセンター 教授)

マルチモーダルな場の認識に基づくセミナー・会議の多層的支援環境(104KB)

(5)小池 康晴 (東京工業大学ソリューション研究機構 教授)

知覚中心ヒューマンインターフェースの開発(105KB)

(6)佐藤 洋一 (東京大学生産技術研究所 教授)

日常生活空間における人の注視の推定と誘導による情報支援基盤の構築(100KB)

(7)武田 一哉 (名古屋大学大学院情報科学研究科 教授)

行動モデルに基づく過信の抑止(98KB)

(8)舘暲 (慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授)

さわれる人間調和型情報環境の構築と活用(105KB)

2-3.中間評価会の実施時期

平成24年12月11日(火)

2-4.評価者

研究総括
東倉 洋一
国立情報学研究所 研究系 名誉教授
領域アドバイザー
青山 友紀
慶應義塾大学理工学部 訪問教授
淺川 和雄
(株)富士通研究所 フェロー
石井 裕
MIT Media Laboratory Tangible Media Group Associate Director of Media Lab 副所長
伊福部 達
東京大学高齢社会総合研究機構 名誉教授
鈴木 陽一
東北大学電気通信研究所 教授
西田 豊明
京都大学大学院情報学研究科 教授
前田 英作
NTTコミュニケーション科学基礎研究 副所長・企画担当主席研究員
前田 太郎
大阪大学大学院情報科学研究科バイオ情報工学専攻 教授
三宅 なほみ
東京大学大学院教育学研究科 教授/東京大学大学発教育支援コンソーシアム推進機構 副機構長

外部評価者該当者なし

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