本研究領域は、アレルギー疾患や自己免疫疾患を中心とするヒトの免疫疾患を予防・診断・治療することを目的に、免疫システムを適正に機能させる基盤技術の構築を目指す研究を対象としています。
アレルギー疾患や自己免疫疾患を中心とする疾患には国民のQOLを低下させるとされるものから重篤な場合は死に至るものまであります。このような疾患についてこれまでに深められてきた分子、細胞、器官・組織といったレベルにおける免疫機構や制御に関する理解を個体レベルの高次調節免疫ネットワークシステムの理解へと発展させ、臨床応用へとつないでいきます。
具体的な研究課題としては、制御性細胞による免疫調節機構、粘膜免疫系・自己免疫系・獲得免疫系・自然免疫系の構築機構とその制御、自己免疫疾患・アレルギー疾患の発症機構、免疫と感染制御機構、疾患に対する薬剤・ワクチンなどの開発と効果測定、疾患の診断・治療法の確立、などが含まれます。
戦略的創造研究推進事業・CRESTにおける中間評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施した。
平成23年10月26日(水)
菅村 和夫 | 宮城県立病院機構 理事長 |
斉藤 隆 | (独)理化学研究所横浜研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター 免疫シグナル研究グループ グループディレクター |
坂口 志文 | 大阪大学免疫学フロンティア研究センター 主任研究者・教授 |
佐々木 毅 | NTT東日本東北病院 院長 |
渋谷 和子 | 筑波大学医学医療系 准教授 |
高津 聖志 | 富山県薬事研究所 所長 / 富山大学医学薬学研究部 客員教授 |
徳久 剛史 | 千葉大学 理事 |
能勢 眞人 | 愛媛大学 名誉教授 |
花井 陳雄 | 協和発酵キリン株式会社 取締役・専務執行役員・開発本部長 |
宮坂 信之 | 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 教授 |
谷口 克 | (独)理化学研究所横浜研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター センター長 |