研究領域「先進的統合センシング技術」中間評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要

 本研究領域は、自然災害や人為的作用など社会の安全・安心を脅かす危険や脅威を早期かつ的確に検知し、その情報を迅速に伝達する統合センシング技術を創出することを目指す研究を対象とするものである。
 具体的には、危険物・有害物質や、ビル・橋などの人工物・建造物の劣化・異常の検知や人間のバイタルサインの検知など、人間環境や人工環境、または自然環境の状態を検知する高感度・ワイヤレス・超小型の革新的なセンサ技術、ネットワーク異常発生時や災害時などにもデータ伝送を保証するネットワーク技術、センサからの多様なデータを解釈し、異常検知・迅速な対応・処置を提示する情報処理技術に関する研究などを対象とする。
 さらに、個別要素技術の組み合わせにより、検知の感度・精度・選択性の飛躍的な向上を実現する技術、情報処理・ネットワーク技術にブレークスルーをもたらすセンサ・ネットワーク・システム技術、一体的なシステムを実現する技術などを目指した研究などが含まれる。

2.中間評価の概要

2−1.評価の目的、方法、評価項目及び基準

 戦略的創造研究推進事業・CRESTにおける中間評価の目的、方法、評価項目及び基準に沿って実施した。

2−2.評価対象研究代表者及び研究課題

平成19年度採択研究課題
(1) 東野 輝夫 (大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
災害時救命救急支援を目指した人間情報センシングシステム 災害時救命救急支援を目指した人間情報センシングシステムPDF(134KB)
(2) 本田 学 ((独)国立精神・神経医療研究センター疾病研究第七部 部長)
脳に安全な情報環境をつくるウェアラブル基幹脳機能統合センシングシステム  脳に安全な情報環境をつくるウェアラブル基幹脳機能統合センシングシステムPDF(137KB)
(3) 前田 太郎 (大阪大学大学院情報科学研究科 教授)
パラサイトヒューマンネットによる五感情報通信と環境センシング・行動誘導 パラサイトヒューマンネットによる五感情報通信と環境センシング・行動誘導PDF(141KB)
(4) 山田 一郎 (東京大学大学院工学系研究科 教授)
生体・環境情報処理基盤の開発とメタボリック症候群対策への応用 生体・環境情報処理基盤の開発とメタボリック症候群対策への応用PDF(123KB)

2−3.中間評価会の実施時期

 平成22年11月10日(水)

2−4.評価者

研究総括
板生 清 東京理科大学 専門職大学院総合科学技術経営研究科 教授
領域アドバイザー
青山 友紀 慶応義塾大学大学院政策メディア研究科 特別招聘教授
梅津 光生 早稲田大学理工学術院 教授
尾形 仁士 三菱電機エンジニアリング株式会社 相談役
金出 武雄 カーネギーメロン大学 教授
岸野 文郎 関西学院大学理工学部 教授
徳田 英幸 慶應義塾大学環境情報学部 教授
保立 和夫 東京大学大学院工学系研究科 教授
前田 章 京都大学大学院エネルギー科学研究科 准教授
前田 龍太郎 (独)産業技術総合研究所集積マイクロシステム研究センター 研究センター長
外部評価者
該当者なし