研究領域「水の循環系モデリングと利用システム」中間評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要
 この研究領域は、グローバルスケールあるいはリージョナルスケールにおいて、大気・陸域・海域における水の循環の諸過程を明らかにし、水循環モデルの構築を目指すと共に、社会システムにおける水の効率的な利用に関する研究を対象とするものです。
 具体的には、気候変動に伴う水資源分布の変化、人間活動が水循環に及ぼす影響に関する研究に加え、水資源の維持・利用、水循環の変化が社会システムに及ぼす影響の予測、生態系環境を維持・保全・回復する水の機能に関する研究等が含まれます。
2.中間評価の概要

2−1.評価対象研究代表者及び研究課題


平成15年度採択研究課題
恩田 裕一 筑波大学大学院生命環境科学研究科 助教授  (145 KB)
 「森林荒廃が洪水・河川環境に及ぼす影響の解明とモデル化」
小池 俊雄 東京大学大学院工学系研究科 教授  (127 KB)
 「水循環系の物理的ダウンスケーリング手法の開発」
鈴木 雅一 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授  (136 KB)
 「熱帯モンスーンアジアにおける降水変動が熱帯林の水循環・生態系に与える影響」
砂田 憲吾 山梨大学大学院医学工学総合研究部 教授  (144 KB)
 「人口急増地域の持続的な流域水政策シナリオ」
 ―モンスーンアジア地域等における地球規模水循環変動への対応戦略―
永田 俊 京都大学生態学研究センター 教授  (138 KB)
 「各種安定同位体比に基づく流域生態系の健全性/持続可能性指標の構築」
2−2.中間評価会の実施時期
平成18年11月7日
2−3.評価者
研究総括
虫明 功臣 福島大学理工学群共生システム理工学類 環境システムマネジメント専攻 教授

領域アドバイザー
池淵 周一 京都大学防災研究所 教授
石井 弓夫 (株)建設技術研究所 代表取締役会長
大賀 圭治 日本大学生物資源科学部食品経済学科 教授
住 明正 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構地球持続戦略研究イニシアティブ統括ディレクター兼東京大学気候システム研究センター 教授
眞柄 泰基 北海道大学創成科学研究機構 特任教授
安成 哲三 名古屋大学地球水循環研究センター 教授
米本 昌平 (株)科学技術文明研究所 所長
和田 英太郎 (独)海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センター プログラムディレクター