研究領域「シミュレーション技術の革新と実用化基盤の構築」中間評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要
 本研究領域は、計算機科学と計算科学が連携することにより、シミュレーション技術を革新し信頼性や使い易さも視野に入れて、実用化の基盤を築く研究を対象とするものである。
 具体的には、物質、材料、生体などのミクロからマクロに至るさまざまな現象をシームレスに扱える新たなシミュレーション技術、分散したデータベースやソフトウェアをシステム化する技術、また、計算手法の飛躍的な発展の源となる革新的なアルゴリズムの研究や、基本ソフト、情報資源を取り扱いやすくするためのプラットフォームあるいは分野を越えて共通に利用できる標準パッケージの開発などが含まれる。
2.中間評価の概要

2−1.評価対象研究代表者及び研究課題


平成14年度採択研究課題
(1)越塚 誠一(東京大学大学院工学系研究科 教授)
 粒子法によるマルチフィジックスシミュレータ
(2)斎藤 公明((独)日本原子力研究開発機構原子力基礎工学研究部門 研究主席)
 放射線治療の高度化のための超並列シミュレーションシステムの開発
(3)土井 正男(東京大学大学院工学系研究科 教授)
 多階層的バイオレオシミュレータの研究開発
(4)西田 晃(東京大学大学院情報理工学系研究科 助手)
 大規模シミュレーション向け基盤ソフトウェアの開発
(5)渡邉 聡(東京大学大学院工学系研究科 教授)
 ナノ物性計測シミュレータの開発
2−2.中間評価会の実施時期
平成17年12月6日及び12月7日  
2−3.評価者
研究総括
土居 範久 中央大学理工学部 教授

領域アドバイザー
大蒔 和仁 (独)産業技術総合研究所 研究コーディネーター
小柳 義夫 東京大学大学院情報理工学系研究科 教授
武市 正人 東京大学大学院情報理工学系研究科 研究科長
寺倉 清之 北海道大学創成科学研究機構 教授
東倉 洋一 情報・システム研究機構国立情報学研究所 教授
三浦 謙一 情報・システム研究機構国立情報学研究所 教授
宮原 秀夫 大阪大学 総長
矢川 元基 東洋大学工学部機械工学科 教授