研究領域「生物の発生・分化・再生」中間評価(課題評価)結果

1.研究領域の概要
 生物の発生・分化の過程を通して分子・細胞・器官等さまざまなレベルでみられる分子機構、生物の巨視的な姿、形の形成を支配する法則、及び失われた組織や細胞の復元・再生過程にみられる生物自身が示す調整性やその分子生物学的メカニズムに関する研究、さらには器官形成の研究等を対象としている。
具体的には
・ 発生・分化・再生過程における形質発現プログラムの解析
・ 細胞の個性と多様性の分子機構の解明
・ 幹細胞の増殖・分化に関わるプロセスの解析
・ 器官形成・組織形成やそのメカニズムの解明     等のテーマについて
 遺伝学・分子細胞生物学・遺伝子工学等のさまざまなアプローチを駆使して研究を進めている。
2.中間評価の概要

2−1.評価対象研究代表者及び研究課題
(1)門脇  孝(東京大学大学院 医学系研究科 教授)
 脂肪細胞の分化・形質転換とその制御
(2)坂野  仁(東京大学大学院 理学系研究科 教授)
 嗅覚系における神経回路形成と再生の分子機構
(3)佐藤 矩行(京都大学大学院 理学研究科 教授)
 特異的・新規発生遺伝子の機能の網羅的解析
(4)野田 昌晴(自然科学研究機構 基礎生物学研究所 教授)
 網膜内領域特異化と視神経の発生・再生機構
2−2.中間評価会の実施時期
平成16年11月30日  
2−3.評価者
研究総括
堀田 凱樹 情報・システム研究機構 機構長

領域アドバイザー
岡田 益吉 国際高等研究所 副所長
帯刀 益夫 東北大学 加齢医学研究所 所長
須田 年生 慶応義塾大学 医学部 教授
竹市 雅俊 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター センター長
長濱 嘉孝 自然科学研究機構 基礎生物学研究所 教授
藤澤  肇 名古屋大学大学院 理学研究科 客員教授