@ | TBP結合因子群(TIP)を検索する新たなin vitroの系を確立し、複数のTIP蛋白質を見出した。蛋白質分解装置であるプロテアソームに含まれる複数のATPaseが、細胞内でTBPと複合体を形成することを明らかにした。 |
A | スプライシング関連因子の一つであるhnRNP-FをTBPと複合体を形成する因子として同定した。 |
B | TIP120に関してA、B2つのファミリー因子を同定し、これらが転写制御に関わることを示した。TIP120Aは全ての転写系の基本転写を活性化できる新規の基本転写活性化因子であること、また、TIP120Bは筋特異的な蛋白質であることを明らかにした。 |
C | TIP49a、TIP49bを同定した。TIP49は転写制御における新たな機構の解明のみならず、転写と他の核内機能との関連を考える上でも重要な因子であることを示した。 |
D | TBPに良く似た因子TLPを発見した。これは極めて興味深い因子で、今後の追究が望まれる。 |