・ | Grb2は溶液中では柔軟な構造を取りうることを示した。ついで、C端、N端のSH3に結合するプロリンに富む標的配列を、長さの異なるリンカーで結び付けたペプチドを合成した。 |
・ | SH3を介するシグナル制御のモデルとして、低親和性の結合配列を融合させたGrb2-cSH3を作製した。 |
・ | Grb2-SH2の標的認識の特異性を見出し、Grb2-SH2の阻害剤の設計を行なった。 |
・ | Vav-nSH3の立体構造を明らかにし、Grb2-cSH3との相互認識について知見を得た。 |
・ | 新規PB1ドメインを同定し、PCモチーフとの結合の特異性を明らかにした。 |
・ | シグナル伝達蛋白質のドメインを中心とした立体構造解析、それらドメインを素子とするドメイン工学の展開に必要となる効率的な構造ドメインの同定、及び構造ドメインの組み継ぎによる新しい蛋白質の創製等のテクニカルな検討を行なった。 |