研究領域の基本情報

光でつなぐ情報と物理の融合分野の開拓[光融合]

研究総括

川西 哲也早稲田大学 理工学術院 教授

戦略目標

持続可能な社会を支える光と情報・材料等の融合技術フロンティア開拓

領域の概要

 本研究領域では、持続可能な情報通信システムの実現を目指して、我が国が強い光科学と情報・材料等の科学を融合し、従来技術の限界を打破する革新的な融合技術のフロンティアを開拓します。これまでにも光の性質を活用した情報処理に関する研究は長年進められてきましたが、既存の情報処理技術との融合や蓄積された知見の活用が十分ではなく、実用化が進んでいませんでした。逆に、既存の情報処理の手法を光技術で代替しようとするあまり光の性質を生かし切れていないといったケースもありました。そこで、基礎科学やデバイス・システムに関する要素技術の深掘りに加え、利用技術開拓にわたる階層間の融合を推進することで、革新的な技術創出と期待拡大の好循環を生み出すことを目指します。
 本研究領域では、「光の真価を発揮する原理・要素技術」と「光と異分野のハイブリッド技術」の2つを柱として研究を推進します。具体的には、光の潜在能力を最大限に引き出す要素技術の開発や新たな理論・材料等を導入し、光の基礎原理・新現象等を追究することで、光を適材適所に活用したシステム全体を効率化する技術の開拓を目指します。さらに、光と情報等の科学の融合により、光や電子だけでは突破できなかった従来の性能限界を超えるハイブリッド技術を開発することで、従来限界を打開できるシステムの実証を目指します。
 このように、ハードウエアの物理的性質の高度な理解と情報技術に基づくシステム設計の融合を進め、高効率・高速といった利点のある光を駆使した情報と物理とが直結する世界を目指すことで、持続発展可能な情報システム社会の実現に貢献します。

領域アドバイザー

後日公開予定

本年度の募集スケジュール

募集説明会 4月25日(木)
応募締め切り 5月28日(火) 正午※厳守
書類選考会 6月下旬~7月中旬
書類選考通過者への連絡期限 7月上旬~7月下旬
面接選考会(オンライン)
※ 具体的な面接日時についてはJSTから指定させていただきます。あらかじめご了承ください。
7月中旬~8月上旬

研究領域の募集方針