公募情報
平成25年度「脳科学研究戦略推進プログラム」BMI技術と霊長類モデルの実施機関の公募について
- 公募受付期間:
- 平成25年8月8日(木)〜平成25年8月29日(木)13時(e-Rad登録、機関承認完了必須、書類関係は必着)
- 公募分野:
- 脳科学研究戦略推進プログラム
平成25年8月8日
文部科学省
文部科学省
文部科学省では、『社会に貢献する脳科学』の実現を目指し、社会への応用を見据えた脳科学研究を戦略的に推進するために成果を社会に還元することを目指して、平成20年度より「脳科学研究戦略推進プログラム」を実施しています。
現在、「社会的行動を支える脳基盤の計測・支援技術の開発」(課題D)、「心身の健康を維持する脳の分子基盤と環境因子」(課題E)、「精神・神経疾患の克服を目指す脳科学研究」(課題F)、「脳科学研究を支える集約的・体系的な情報基盤の構築」(課題G)の四つの研究開発課題と生命倫理等に関する課題の解決に関する研究(生命倫理課題)を実施しているほか、運営事務を行う事務局を設置しています。
平成25年度からは、これらに加え、「BMI技術を用いた自立支援、精神・神経疾患等の克服に向けた研究開発」を推進する研究開発プロジェクト、「霊長類モデル動物の創出・普及体制の整備」を推進する研究開発プロジェクトを実施します。
(1)公募の概要
・公募対象の研究開発プロジェクト
社会に貢献する脳科学の実現に向けて研究開発を進めるにあたり、以下の2つの研究開発プロジェクトについて新たに公募を実施します。
- 1)BMI技術を用いた自立支援、精神・神経疾患等の克服に向けた研究開発
BMI(ブレインマシンインターフェース)技術を用いて、身体機能の回復・代替・補完や精神・神経疾患の革新的な予防・診断・治療法につながる研究開発を行います。 - 2)霊長類モデル動物の創出・普及体制の整備
脳科学研究や創薬開発を推進する基盤強化のため、遺伝子改変等による利用者のニーズの高い精神・神経疾患モデルマーモセットの創出及び低コストでの供給を可能とする普及体制の整備を行います。
・事業内容
- 1)BMI技術を用いた自立支援、精神・神経疾患等の克服に向けた研究開発
我が国が得意とする低侵襲・非侵襲のBMI技術を活用したロボットアームや歩行用アシスト等と連動させる機能代替・補助・補完技術、リハビリテーション技術及び精神・神経疾患の新規治療法を医工連携等により開発することで、自立支援や精神・神経疾患等の克服を目指す研究開発を実施します。
申請は、単一の機関で構成することも複数の機関で構成することも可能とする。
本研究開発プロジェクトは、以下の3領域が公募対象となります。<公募対象とする3領域(想定される研究課題内容)>
①BMI技術を応用した身体機能の代替のための機器・技術・システムの開発
・疾患や障害等により失われた身体機能の代替や補完・補助を行うため、ロボットアーム、人工声帯、歩行アシスト、筋力補完等の運動器や、人工内耳、人工網膜等の感覚器と連動させるBMI技術の開発を行い、臨床応用につなげる。②BMI技術を応用した脳・身体機能の回復を促進させるための機器・技術・システムの開発
・脳梗塞等による脳機能障害からの回復を促進させるためのBMIリハビリテーション技術の開発を行い、臨床応用につなげる。③ BMI技術を応用した精神・神経疾患等の治療を行うための機器・技術・システムの開発
・現在治療が困難な精神・神経疾患に対して、BMI技術を応用した治療法の開発を行い、その効果について検証し、臨床応用につなげる。- 2)霊長類モデル動物の創出・普及体制の整備
精神・神経疾患の発症の仕組みを明らかにし、新しい治療・予防法の開発につなげていくためには、ヒトに近いモデル動物を用いた研究が必要不可欠であると考えられています。我が国は、世界に先駆けて遺伝子改変霊長類の開発に成功しており、この技術を広く普及させることにより、国内の疾患研究・創薬開発の研究が促進されることが期待されています。本研究開発プロジェクトでは、基盤となる遺伝子改変等による精神・神経疾患モデルマーモセットについて、国内研究者への供給体制の確立と、そのために必要となる技術等の高度化・効率化のための研究開発を行い、低コストでの供給・普及を目指します。そのため、中核機関と拠点機関からなる研究開発体制を整備します。また本研究開発プロジェクトの成果は、脳科学・創薬開発以外の研究分野に対しても貢献するものと考えます。
実施体制としては、今年度は中核機関1機関の公募を行います。<具体的な研究課題内容>
公募要項を参照ください。・留意事項、研究期間、平成25年度委託額、採択予定件数は、募集要項を参照ください。
(2)主なスケジュール
- ・公募開始
- :平成25年8月8日 (木)
- ・公募説明会
- :東京地区 平成25年8月15日(木)11:00〜12:00 文部科学省講堂
大阪地区 平成25年8月16日(金) 時間・場所は登録時に連絡します。
本事業の内容、応募の手続き等についての説明会を上記のとおり実施します。(応募者に本説明会への出席の義務はありません。)本説明会への出席は事前登録が必要となりますので、出席を希望される方は、平成25年8月14日(水曜日)12時迄に、
E-mail: 宛、
(1) 氏名、(2)所属機関、(3)連絡先(メールアドレス)をご連絡ください。
なお、定員に達し次第、締め切らせていただきますのでご了承下さい。 - ・公募締切り
- :平成25年8月29日 (木) 13:00 (e-Rad登録、機関承認完了必須、書類関係は必着)
- ・ヒアリング審査
- :平成25年9月18日 (水)〜20日(金)(予定)
- ・審査結果通知
- :平成25年9月下旬頃 (予定)
- ・事業開始
- :平成25年10月下旬 (予定)
(3)募集要項・応募様式
* 8月21日:募集要項の差し替えを行いました。正誤表につきましてはこちらをご覧ください。- 募集要項
- 8/21修正版(PDF:1,097KB)
- 応募様式
- :BMI技術(pdf:279KB) (word:301KB)
- :霊長類モデル(pdf:260KB) (word:267KB)
(4)提案書類の提出先
① e-Radを用いた提案書類の作成・提出等
応募は、e-Radを通じて行っていただきます。② 郵送が必要な提案書類の提出方法
誓約書、承諾書等は、下記へ提出してください。
〒102-8666 東京都千代田区四番町5−3サイエンスプラザ
独立行政法人科学技術振興機構 研究振興支援業務室
「脳科学研究戦略推進プログラム」係<制度に関するお問い合わせ>
<書類作成・提出に関するお問い合わせ>
- 2)霊長類モデル動物の創出・普及体制の整備