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次世代IT基盤構築のための研究開発

シミュレーション科学技術は、21世紀の広範な科学技術分野においてブレークスルーをもたらす基盤技術にとどまらず、自動車、航空機、半導体等の多くの産業分野に必須の技術と考えられています。
また、スーパーコンピュータによる先進的シミュレーションに代表される高度な計算科学技術は、理論、実験に続く、科学技術研究の第3の方法と言われており、科学や産業の持続的発展の基盤の実現のみならず、安全・安心な社会を実現するための必要不可欠なキーテクノロジーに挙げられおり、企業や研究機関等において研究開発や製品化が進められております。
さらに身近な面からみると、あらゆる物がネットワークで結ばれ、誰もがいつでもどこでも安全にかつ安心して情報をやり取りすることが可能なユビキタスネットワーク社会の早期実現が期待されています。ユビキタスネットワークにおける重要技術の一つとして電子タグがありますが、現在の技術では、動画等の高付加価値データが扱えなかったり、セキュリティが万全でないためユーザが安心して情報をやり取りできなかったりするという問題を抱えています。
このような観点から、我が国のスーパーコンピューティング技術がペタフロップス超級を目指して、世界最高水準で発展し続けるとともに、「いつでも、どこでも」「安全、安心」かつ「快適」なユビキタス社会を世界に先がけて実現するための基盤技術の確立を目指して、平成17年度から以下の3つのプロジェクトを設けて本事業が進められています。

将来のスーパーコンピューティングのための要素技術の研究開発

シミュレーション科学技術に関しては、我が国としてこれまでの技術的ポテンシャルを更に発展させ、2010年頃にはペタフロップス超級の高速スーパーコンピュータの実現が求められています。
しかしながら、既存技術の延長によるスーパーコンピュータの高速化には、限界が到来すると言われており、高速化の壁を打ち破るために重要で実用化が見込まれ、今後の波及効果の大きな要素技術について、重点的に研究開発を行います。

革新的シミュレーションソフトウェアの研究開発

スーパーコンピュータによる先進的シミュレーションに代表される高度な計算科学技術は、企業や研究機関等において研究開発や製品化が進められております。
しかしながら、産業界や社会が必要としている実問題は大規模かつ複雑なものであり、これらを統合的かつ最適に解析するためには、マルチスケール・マルチフィジックスな系全体の最適シミュレーションが必要不可欠です。
本領域ではこれらのシミュレーション技術に関して重点的に研究開発を行います。

安全なユビキタス社会を支える基盤技術の研究開発

安全にかつ安心して情報をやり取りすることが可能なユビキタスネットワーク社会の早期実現このため、不正なアクセスに対しても高い防御力を有し高付加価値情報をリアルタイムに扱える電子タグや電子タグと安全に情報をやり取りするための組込型の基本ソフトウェア等の基盤技術について研究開発を行います。