研究開発トピックス

NIHがヒト胚性幹細胞H1株使用承認へ

掲載日:2010年02月04日

ブッシュ大統領政権下は凍結されていたヒト胚性幹細胞株について、従来、最も広く使用されてきた細胞株の使用へ向けてNIHが承認することとなった。米国幹細胞研究者の間で喜びをもって迎えられた嬉しいニュースである。
オバマ政権への交替に伴い、連邦政府予算下の研究で制限されていたヒト胚性幹細胞について、使用可能とするための新たなルールが昨年6月NIHにより公布された。
それ以来、登録された幹細胞株はブッシュ政権時代の2倍に昇る42株となった上、それまで承認されていたWiCell Research 研究所(Wisconsin)樹立のH1,H9細胞株の使用についても、新たなルールのもとで再検討するため、これまでの6ヶ月余の間は中断され先の見えない状況となっていた。
各細胞株ごとに、人工授精治療の余剰胚であること、ドナーの自発的な供与によるものであることなど、慎重な審議が行なわれた結果、アドバイザリーボードは 1月22日、NIH directorのFrancis Collins へ向けて、H1株についての使用は承認すると伝えた。
ただし、当該細胞株使用については、H1株ドナーの署名した同意文書に基づく制限を伴う。
WiCell Research 研究所は、H9の他3株使用についても近々申請を予定している。
(本間美和子)

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