研究開発トピックス

細胞の培養条件を調節することによる初期化遺伝子の誘導

掲載日:2009年08月04日

米CellThera, Incとウースターのウースター・ポリテクニック大学の研究チームはヒト成人皮膚初代培養細胞の増殖因子などの培養条件を調節することにより、初期化遺伝子のメッセンジャーRNAおよびタンパク質の発現レベルの上昇と、転写因子として細胞内で本来機能する場所である核での局在を増加させることに成功した。その結果、細胞の分裂寿命が約2倍に延長した。
これまでiPS細胞を効率良く作製するためには、初期化遺伝子を外来遺伝子として強制的に発現させる手法が主流であるが、ゲノムに挿入される事で変異を誘導する可能性を伴うため、本論文はそれを回避する新たな手法を拓くとして注目される。
今後、iPS作製へ向けた厳密な培養条件の検討が求められる。
(本間美和子)

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