研究開発トピックス

ウイルスを使わずにiPS細胞の作製に成功

掲載日:2009年03月13日

ウイルスを使わず、従来より安全な手法でiPS細胞を樹立する研究が進んでいます。英国・エディンバラ大学とカナダ・トロント大学などの研究チームは、 iPS細胞を誘導する4つの転写因子をプラスミドと呼ぶ環状遺伝子を用いて導入し、皮膚細胞からiPS細胞を作製しました。
ウイルスの代わりに使われたプラスミドは、導入した4因子を酵素で削除できるように工夫されており、iPS細胞を作ってから酵素で処理すると導入遺伝子の働きを完全に抑制できます。
さらに、カナダ・トロント大学と英国・サンガー研究所、エディンバラ大学などの研究チームは、トランスポゾンを用いてマウス胎仔やヒト胎児の皮膚細胞からiPS細胞を作製しました。マウスの実験では、転移酵素を働かせて導入したトランスポゾンを除去できることも示しています。
従来法では、導入した因子の働きによる腫瘍化の可能性を否定できなかったため、これらの手法は安全性がより高いと考えられます。

関連情報

関連動画

動画一覧を見る

ページトップに戻る

おすすめ動画

関連動画

  • 文部科学省
  • 科学技術振興機構
ページトップに戻る