課題名 | 日本側 研究代表者 |
所属・役職 | 課題概要 | |
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台湾側 研究代表者 |
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1 | ナノメカニカル細胞センサー |
吉川 元起 |
物質・材料研究機構 |
本研究は「ナノメカニカル細胞センサー(Nanomechanical Cellular Sensor, NCS)」という新たなセンサーの開発を目的とする。具体的には、日本側は、解析及びシミュレーションにより、膜型表面応力センサー(Membrane-type Surface stress Sensor, MSS)と細胞培養3次元マトリックスの最適化を行い、台湾側は、最適なマトリックスをMSS上に実際に形成する。このように、双方の研究チームが相互補完的に取り組むことで、これまで不可能であった、ナノレベルの細胞挙動のリアルタイム観測が可能な新たなセンサーの実現が期待される。 |
林 淑萍 |
国立中興大学 |
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2 | 局所表面プラズモンの飽和効果の探求と超解像顕微法への応用 |
庄司 暁 |
大阪大学大学院 |
本研究は、プラズモニックナノ粒子が有する新奇な光学特性に基づく超解像顕微技術を開発することを目的とする。金属ナノロッドのプラズモニック光吸収過程における飽和効果について異方性、発光特性も含めて評価し、さらにこの飽和効果を積極的に応用した超解像顕微法の新しい原理を創出する。日本側は各種金属ナノ粒子の作製とその基礎的な光学特性評価を行い、台湾側は光学顕微鏡による評価と超解像顕微法への検討を行う。双方の研究チームが相互補完的に取り組むことで、材料科学、バイオ科学、医学をはじめとする様々な分野において極めて有用な顕微・分析技術となる超解像光学顕微鏡技術の創出が期待される。 |
朱 士維 |
国立台湾大学 |
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3 | バイオメディカル応用を目指したシリコンナノワイヤ電界効果トランジスタのバイオ分子表面修飾 |
山下 一郎 |
奈良先端科学技術大学院大学 |
本研究は特別な前処理が不要で、疾病等を実時間で検出または診断する超高感度なシリコンナノワイヤ電界効果トランジスタ(SiNWFET)バイオセンサを実現することを目的とする。 具体的には台湾チームが高感度でかつ安定なSiNWFETを作製して、これをベースにバイオセンサ装置を構築し、日本チームは、できあがったバイオセンサの要であるシリコンナノワイヤ部に、アプタマーペプチド(固体表面を選択的に認識する短いタンパク質)を用いて抗体などを高効率に結合させる技術を構築する。これによりバイオセンサの高感度・高性能化を実現する。 双方の研究チームが相互補完的に取り組むことで、将来必須となるエレクトロニクスと分子診断技術を統合したバイオセンシングのための新規基幹技術を完成させる。 |
楊 裕雄 |
国立交通大学 |
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4 | Nano-CMOS LSI 回路の実現に貢献する先端テスト技術の研究開発 |
温 暁青 |
九州工業大学大学院 |
本研究の目的は、半導体集積回路の微細化が数ナノメートルレベルまで進んだ場合に発生しうる従来にないほど複雑な欠陥に対応できる総合的な半導体集積回路テスト技術の研究開発である。 具体的には、日本側チームは起き得る欠陥・故障についての故障モデルの提案、高品質・低コストの故障判定技術及び故障箇所を特定する技術の開発を担当し、台湾側チームは欠陥の種類、分布、原因を解明する解析技術、仮に故障が発生しても一定の機能を維持するフォールトトレランス技術の開発及びテスト技術の統合と総合評価を担当する。 双方の研究チームが相互補完的に取り組むことで、革新的な故障モデル、半導体集積回路テストの理論及び手法の確立を通じて、次世代の半導体集積回路の実現に大きく貢献することが期待される。 |
黄 俊郎 |
国立台湾大学 |