鈴木 隆領
超高機能構造タンパク質による
素材産業革命
プログラム・マネージャー
鈴木 隆領 Takane Suzuki
  • ビデオ
  • フルバージョン
  • ダイジェスト
  • 研究開発プログラムの内容
  • PMの研究開発成果
  • 公式HP
1982年 静岡大学工学部 卒業
1987年 小島プレス工業株式会社 入社
2010年 同社 開発担当 取締役
2014年~ ImPACT プログラム・マネージャー
(エフォート100%)
【プロフィール】
研究開発部・生産技術部において、30年以上ものづくりをベースに国内外のニーズ、技術動向を見据えた先行開発・事業化を推進。同社生産技術とアカデミアが持つ先端基盤技術、中小企業が持つ加工技術等を融合し、研究開発活動をマネジメント。生産技術の最高の賞である「大河内記念生産特賞」の受賞に貢献。


研究開発プログラムの概要

従来のモノづくり産業は、石油や金属、セラミックスなどの天然資源に頼ってきたが、将来的な枯渇が懸念されている。本プログラムは、自然に学び、超高機能な次世代素材を創造し、日本の産業競争力を飛躍的に向上させる試みである。たとえば、重さ当たりの強靱性が鋼鉄の340倍にもなるクモ糸を超える「超高機能構造タンパク質」をつくる遺伝子を微生物に組み込み、人工的に量産できるようにする。異次元の性能を起こすメカニズムを解明し、新素材設計と加工技術の基盤を確立することで、素材の産業革命を起こし、従来の産業構造からの脱却を図る。

非連続イノベーション

PMの挑戦と実現した場合のインパクト

構造タンパク質素材・材料・製品の実用化普及を通じて、以下の項目を達成

  • 低炭素社会の実現に向けたパラダイムシフト
  • 枯渇資源からの脱却によるサステイナブルなものづくり
  • 資源の少ない日本発の高機能基幹素材産業のイニシアチブ

構造タンパク質素材を用いた製品の例

  • 過酷な環境でも壊れない/軽い人工衛星素材
  • 歩行者に怪我をさせない超衝撃吸収自動車ボディ
  • これまでに無い質感を持つアパレル用品
  • しなやかで切れないゴム製品

成功へのシナリオと達成目標

具体的達成目標の実現に向けた戦略・シナリオ

  • 高機能構造タンパク質を産生する生物から、当該素材及びその遺伝子を網羅的に取得し、基本的な成分分析や構造解析を行いデータベース(DB)化、さらに高機能を発現する分子メカニズムを解明し、それらの知見・データを活用して天然を超える「超高機能タンパク質素材」の創出を試みる。
  • 上記を実現するために、我が国が誇る世界最先端の技術・知見を有する研究開発機関・企業を指名・公募により選定し、それぞれが持つ技術を互いに補完し合いながら、オールジャパン体制で効率的・効果的な共同研究開発を推進する。
  • 構造タンパク質素材を産業的に利用する上で不可欠な要素技術の開発及び既存材料ではなし得ない圧倒的性能を実現する複合材料の試作、及び実現可能性検討を行なう。
  • 構造タンパク質素材の成形加工技術の開発、及びデュアルユースを含めたアプリケーションの開発に主眼を置いて進める一方で、素材の目的用途および将来の事業性も考慮しながら川上分野・上流領域に対して分野横断的にフィードバックする研究開発体制を構築する。

達成目標

  • 数万トン規模の生産・工業用材料として使用可能なコストでの生産が可能であることを説明できるエビデンスを得る
  • 天然最高物性(強度1.6 GPa、タフネス 354 MJ/m3)を上回る超高タフネス材料を試作実証
  • 従来品と比較して軽量且つ耐衝撃性を有する自動車外板用パネルの試作実証

PMが作り込んだ研究開発プログラムの全体構成

PMのキャスティングによる実施体制


マネージメント体制

内閣府 革新的研究開発推進プログラム
ImPACTプログラム・マネージャー
鈴木 隆領 Takane Suzuki
PM補佐(研究開発マネジメント担当)
村田 真也 Shinya Murata
PM補佐(研究開発マネジメント担当)
後 圭介  Keisuke Ushiro

プログラム資料