TOPICS & NEWS

2019.03.31 ImPACT野地プログラムは平成31年3月31日をもって終了しました。本プログラムに関する今後のお問い合わせは、impact(at)jst.go.jp(※(at)を"@"に置き換えてください)までお願いします。
2019.03 最終成果報告会-人工細胞リアクタが拓くイノベーション-を開催しました
2019.03 長鎖DNA合成技術に関する調査結果報告
2019.01 アボットジャパン新井主任研究員、千葉主席研究員の受賞のお知らせ
2019.01.22 最終成果報告会-人工細胞リアクタが拓くイノベーション-開催のお知らせ
2018.10.19 「細胞を創る」研究会11.0でImPACT野地プログラムを紹介しました
2018.10.16 Dr. Rondelezによる講演会を開催しました
2018.09.28 長鎖DNA合成技術等に関するミニシンポジウムを開催しました
2018.07.20 近藤昭彦 神戸大学教授、柘植謙爾 神戸大学特命准教授がプログラム・アドバイザーとしてImPACTに参加されます
2018.06.25 デジタルインフルエンザウイルス検出に関する野地PMのインタビューが放映されました。
2018.04.24 アボットジャパンの吉村徹所長(診断薬・機器事業部 総合研究所、プロジェクト1A研究開発責任者)がResearch Fellowを授与されました
2018.04.24 Dr.Yannick Rondelez(CNRS;フランス国立科学研究センター所属)がリサーチ・カウンセラーとしてImPACTに参加されます
2018.04.24 国際シンポジウム、Artificial Cell Reactor Science and Technologyを開催しました
2018.03.05 ImPACTシンポジウムでスマホ型デジタル計測装置の展示を行いました
2018.03.05 相澤康則 東京工業大学准教授がプログラム・アドバイザーとしてImPACTに参加されます
2018.1.22 末次正幸准教授のインタビューが日経バイオテク誌に掲載されました。
2018.1.22 浦野泰照教授の平成29年度山崎貞一賞受賞について。
2018.1.12 ImPACT国際シンポジウム"Artificial Cell Reactor Science and Technology" 開催のお知らせ
2017.12.11 ImPACTシンポジウム「ゲノム合成時代の到来とバイオセキュリティ・セーフティ」の内容を掲載しました
2017.11.28 研究体制に「2J タンパク質構造の合理的安定化手法の開発 βグルコシダーゼの耐熱化」を追加しました。
2017.11.26 ImPACT野地プログラムが読売新聞で紹介されました。
2017.10.2 末次正幸准教授(プロジェクト3A研究開発責任者、立教大学理学部生命理学科)の論文がNucleic Acids Research (NAR) 誌に発表されました。
2017.9.30 国際特別セミナー 「Frontiers in Cellulose Science」開催(10月24日、東京大学)のお知らせ
2017.9.30 ImPACTシンポジウム「ゲノム合成時代の到来とバイオセキュリティ・セーフティ」開催のお知らせ

「細胞リアクタ」によるバイオ産業イノベーション

本プロジェクトでは、人工細胞リアクタ技術でバイオ産業に非連続イノベーションを起こします。
人工細胞リアクタとは、マイクロメートルサイズの人工リアクタに生体分子を機能的に充填・再構成したしたものを指します。
リアクタへの分子の集積度と目的に応じ、3つのプロジェクト「はかる」「つくる」「ふえる」で開発を進め、超高感度バイオセンシング装置、高度に機能が増強されたスーパー酵素、人工設計されたゲノムで自己複製する人工細胞技術を創出して、社会実装を目指します。

プログラム・マネージャー 野地 博行 Hiroyuki Noji

反応のデジタル化によるバイオ分析イノベーション
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超並列スクリーニングによる酵素産業イノベーション
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人工細胞バイオイノベーション
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「はかる」が、変える、社会。

たとえば・・・、発症前の早期発見。感染症の拡大を防止。

人工細胞リアクタに、血液などの生体試料中の標的分子を1分子ごとに封入します。
この中で反応を行うと、1分子に由来する信号を検出することができます。
各リアクタからの信号を二値化(デジタル化)することで、標的分子の数を数えることができます。
これによって、従来より100-1000倍も感度の高いバイオアッセイが可能となり、
ガンや感染症といった疾病などの早期発見や対策が可能となります。

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「つくる」が、変える、未来。

たとえば・・・、農産廃棄物を利用してエタノールや化学原料を高効率で生産してエコ社会を実現。

100万個の人工細胞リアクタが集積されたデバイスを用いると、
短時間で大量の酵素分子のスクリーニングが可能となります。
この方法により、天然酵素と比べて高活性、高耐熱性のスーパー酵素を作り出すことができます。
このスーパー酵素は、環境分野では水資源の再利用や二酸化炭素の削減で変革をもたらし、
また、食品や医療分野で希少な有用物質を安定供給することで
安全・安心な社会の実現に貢献するでしょう。

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「ふえる」が、変える、暮らし。

たとえば・・・、人工細胞で、オーダーメイド医療を実現、自己再生材料を開発、医療に貢献・・・無限の可能性。

巨大DNAをもつ人工ゲノムの合成法と、
合成した人工ゲノムに大腸菌などの宿主を利用して自己増殖を開始させる技術の確立を目指します。
これにより、化学合成が難しい物質の生産や、PCBなどの難分解性物質の分解、ワクチンの開発など、
多くの分野で画期的な変革をもたらすでしょう。

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