ハイインパクトファクターを持つ雑誌に投稿された論文数というのは、プロジェクトが最先端の研究分野で世界をリードする競争力を現在保持しているかどうかを判断する一つの指標になると考えています。
一方、様々な技術専門誌に発表された論文数というのは、関連した学問分野を深化させて、将来の研究者や技術者の育成に貢献しているかどうかということを見る一つの指標だと考えています。
最後に、インパクトファクターがほとんどないようなノーネームジャーナルというところに発表された論文というのは、プロジェクトにとっては非常に重要な役割があり、誰も評価することができないような遠い将来のブレークスルーの種となるようなアイデアを同時に創出しているかということを測る尺度だと考えています。
ImPACTプロジェクトでは、カッティングエッジの研究ということと同時に、パイプラインへの目配りもバランスよくできているかということを今後も気にしながら運営を進めていきたいと考えています。