実施体制:超ビッグデータ処理エンジン・プロジェクト Ultra Big Data processing engine

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PM 自らのキャスティングによる実施体制

実施体制のポイント,機関選定の考え方

原田博司PM写真 内閣府 革新的研究開発推進プログラムImPACTプログラムマネージャー原田博司。京都大学大学院情報学研究科 教授。

プロフィール
1995年 大阪大学大学院博士課程修了 (博士・工学)
1995年 郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構、NICT)入所
1997年 オランダ・デルフト工科大学 研究員
2011年 情報通信研究機構 スマートワイヤレス研究室 室長
2014年~ 京都大学大学院情報学研究科 教授
(京都大/JST間のクロスアポイントメント、エフォート80%)

20年一貫して無線通信の研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は200件以上。米国国際標準化IEEE802、1900に代表される10以上の国内外標準化委員会、アライアンスに議長、副議長を歴任する等貢献。また、800件以上の技術提案を行う。特にスマートメータ用無線通信規格Wi-SUNを提案。このWi-SUNは次世代スマートメータ用無線通信規格として国内約1億台のメーターをもつ全国電力会社に採用。
実施体制のポイント
  • BDDは、Wi-SUN及びWi-RAN、それぞれの研究開発、標準化、商用化の実績がある機関で実施。
  • BDEは、非順序型ビッグデータ処理エンジンに関する実績を持ち、研究開発、商用化を行うことができる機関で実施。
  • HSは、地域医療データベース、全国レセプトデータ分析、全国DPCデータ分析、社会保障ニーズ将来推計の観点から、公的全国医療及び地域医療データベースにアクセス可能な機関、及びリスクシミュレータの開発実績のある機関で実施。
  • FSは、工場自動化から省エネ管理まで生産性向上を実現するFA統合ソリューションを提供し、かつ攻撃検知を行うセキュリティに関して国際標準実績のある機関で実施。
  • 法律、事業化戦略、国際戦略アドバイザの意見も取り入れ、ワークショップ等により研究成果の積極的な公開を行う。
機関選定の考え方
本事業を実現するために、無線通信技術、ビッグデータ情報処理技術、ヘルスセキュリティ、およびファクトリセキュリティの分野における世界トップの研究者ならびに研究機関を選定。無線通信を国際的に牽引した実績のある原田(京都大)、内閣府FIRSTプロジェクトにおいてもビッグデータ情報処理及び医療情報に関して卓越した実績をあげた喜連川(東京大)及び永井(自治医大)、さらにセキュリティ・ファクトリオートメーション分野で世界随一の実績を誇る早川(三菱電機)をプロジェクトリーダー(PL)として研究体制を構築。この体制を核にして、必要に応じて適宜新規研究機関を公募する。