JSTトップページへ
国際共同研究 日本語ページ
to English page
ICRPトップページ 概要 プロジェクト一覧 終了プロジェクト 評価 募集 お知らせ
ICORPトップ終了プロジェクトATP合成制御プロジェクト
終了プロジェクト
RNAシンセティックバイオロジー
ATP合成制御
超短パルスレーザー
時空間秩序
膜機構
量子スピン情報
器官再生
計算脳
ナノ量子導体アレー
超分子ナノマシン
エントロピー制御
カルシウム振動
フォトンクラフト
細胞力覚
バイオサイクル
量子もつれ
クレイドE型エイズワクチン研究
一分子過程
ナノチューブ状物質
分子転写
多価冷イオン
心表象
神経遺伝子
セラミックス超塑性
量子遷移
サブフェムトモルバイオ認識
超分子
微生物進化
新素材の原子配列設計制御
 
  2006.12-2012.3 ATP合成制御プロジェクト ATP-syntesis Regulation Project
 
 
日本−ニュージーランド
 
 
代表研究者
吉田 賢右氏 吉田 賢右
京都産業大学工学部生物工学科教授
Gregory Cook氏   Gregory Cook
オタゴ大学 微生物・免疫学科教授
 
 
 相手国機関:オタゴ大学

 
  ATPは地球のあらゆる生物のほとんど全ての活動においてエネルギー源として使用されています。その合成は生物の行う化学反応(代謝)の基本で、量的にも最大のものです。ATP合成酵素は、細胞の中で ATPを合成している酵素です。身体の中でATPの需要は刻一刻変化しています。それにしたがって、ATP合成酵素は合成を早めたり、遅くしているはずです。近年の研究によってこの酵素の基本的な仕組みはずいぶんわかってきました。しかし、ATP合成酵素がどのように制御されているか、という大事なことがまだはっきりとわからないのです。
 
 

本プロジェクトはATP合成酵素の制御に係わる分子機構および細胞生理を解明し、代謝のメカニズム、環境応答ナノ分子マシーン、エネルギー代謝の病態等の理解への貢献を目指しました。日本側チームは、ATP合成制御の基本的な分子機構を生化学、タンパク質化学、遺伝子工学、遺伝生化学、1分子観察と1分子操作など様々な方法を駆使し、個々の機構を明らかにして、統合されたATP合成制御の全体像の解明に取り組みました。また、ニュージランド側チームは、生きている状態の微生物で、ATP合成酵素の制御の欠陥や変異が生物に与える影響の解明に取り組みました。 これにより、ATP合成酵素活性が植物では明所・暗所で変化すること、及び枯草菌ではストレス環境によって制御されることを明らかにしました。

 
 

この成果によって、細胞生物学また分子生物学の未解決な問題であるATP合成酵素の制御という細胞代謝の根幹の解明が期待されます。今後さらに制御の欠陥と生物の病態との関連を明らかにすることにより、エネルギー代謝の制御に係わる新しい医療領域への視野展開が期待されます。

 

 
独立行政法人 科学技術振興機構 Japan Science and Technology Agency
JSTトップページへ