皆様からいただいたご意見と回答

件名 : 日本科学未来館について

日時 2010年4月9日 23時05分
ご年齢 40代
ご職業 研究者
ご意見 本日、日本科学未来館に伺いました。内容として一般の何も知らない方、子供には展示品で内容の説明が難しく全く分からない、少し知識がある人に対しては今度は物足りない説明でありました。結局どちらも不満で終わってしまうと言う結果でした。
もう一度行ってみたいと言う内容の館ではありません。
事業仕分けであれだけ反発して集客目指すのなら技術者から見た説明ではなく、ちょっと興味ある方・子供にもわかる説明にして欲しいと思います。
回答 未来館の常設展示は、先端の科学技術をわかりやすく伝えるために体験型の展示を取り入れる等の工夫をしていますが、中高校生以上の一般の方々を対象に開発されており、今回のご意見のように、子供には難しく、専門家の方には物足りないというご指摘をいただくことがこれまでもありました。 すべての方へ「先端の科学技術の専門知」を等しく伝えるための展示(ハード)には限界がありますが、それを科学コミュニケーターと いう人(ソフト)で補うことが未来館の大きな特徴です。 子供たちに対しては、科学コミュニケーターが展示フロアでの対話を通して、彼らの目線に立って科学に対する興味を引き出すきっかけ 作りを日々おこなっております。
また現在、企画展「きみのみらい・みらいのきみ」〜かこさとしと探しにいこう、絵本の中へ〜では、この新しい、未来館らしい子供むけにアレンジした先端科学特別展を開催していますので、ぜひご覧ください。
http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/yourfuture/
(上記の特別展は2010年5月10日(月)で終了いたしました。最新の特別展示は、http://www.miraikan.jst.go.jp/spevent/をご参照ください)
研究者の方の展示フロアでの行動は様々ですが、まず自分の専門分野の関連展示をみながら、科学コミュニケーターへ質問をし、力量を測る傾向があります。しかし、研究者は、科学コミュニケーターが専門的な深い知識を持っていて、自分よりも知識があることを期待している訳ではありません。 科学コミュニケーターは「知らない」ことを恐れずに、「知らないことを共有したい、そして研究者の方はどう考えているのか、考える過程を楽しもう」という気持ちでコミュニケーションを促進しています。 科学技術が社会にもたらす光と影を示し、その上でどのような未来社会を構築すべきなのかを共に考えていくことが未来館の役割と考え、職員一同より精進していく所存です。