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肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上

生物資源

マダガスカル共和国

終了

肥沃度センシング技術と養分欠乏耐性系統の開発を統合したアフリカ稲作における養分利用効率の飛躍的向上

限られた養分でのコメ生産に挑戦!厳しい条件下で収量を増やせ!

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研究代表者

    • 辻本 泰弘

      国際農林水産業研究センター 生産環境・畜産領域 プロジェクトリーダー
    • researchmap
    • ラマロソン ラントニリーナ

      農業畜産水産省/農業総局長

相手国

マダガスカル共和国

国内研究機関

国際農林水産業研究センター、東京大学、高知大学、山梨英和大学

相手国研究機関

マダガスカル農業畜産水産省(MAEP)、国立農村開発応用研究センター(FOFIFA)、アンタナナリボ大学(LRI)、国立栄養局(ONN)

採択年度

平成28年度(2016年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

迅速な土壌診断と育種素材の開発で養分欠乏下でのイネ増収を実現
マダガスカルは、日本人の2倍以上のコメを消費するアフリカ随一の稲作国である。しかし、イネの生産性は今日まで停滞し、その背景には、肥料投入の不足とアフリカ特有の風化土壌に起因する乏しい養分環境がある。そこで、圃場の養分特性に応じた施肥技術と養分利用に優れた育種素材を組み合わせることで、養分欠乏下でも高い生産性を実現する新たな稲作技術を開発し、その普及が農家の所得や栄養改善に及ぼす影響を明らかにする。

アフリカの食料安定生産、そして農業のパラダイムシフトに向けて
乏しい養分環境に適応した稲作技術が普及することで、マダガスカルや同様の栽培環境をもつアフリカの食料安定生産に貢献できる。さらに、養分利用に優れた作物生産技術の開発は、資源多投型から省資源循環型の持続的農業への転換を実現する上でも、その成果の応用が期待できる。

研究実施風景

イメージ1

ドローンで圃場の地形条件やイネの養分欠乏を迅速かつ広域に把握

イメージ2

現地のリン欠乏圃場で高い生産性をもつ系統を選抜

イメージ3

色の違いから土壌特性を評価

イメージ4

農村で所得と栄養の現状を調査

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書

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