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オオコウモリを対象とした生態学調査と狂犬病関連及びその他のウイルス感染症への関与

感染症

インドネシア共和国

終了

オオコウモリを対象とした生態学調査と狂犬病関連及びその他のウイルス感染症への関与

オオコウモリの生態を調査し、
人類を危険なウイルスから守れ!

  • SDGs03
  • SDGs17

研究代表者

    • 本道 栄一

      名古屋大学 大学院生命農学研究科 教授
    • スリハディ アグンプリヨノ

      ボゴール農業大学 獣医学部 学部長

相手国

インドネシア共和国

国内研究機関

名古屋大学、東京農工大学、山口大学

相手国研究機関

ボゴール農業大学(IPB)

採択年度

平成26年度(2014年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

生態を知ることで、感染リスクの高い場所や機会を把握する
 コウモリは狂犬病ウイルスなど危険な病原体を伝搬する。特にオオコウモリは長距離移動をするため、国境を越えて感染症を広げる可能性があり注意すべき生物だ。しかしその生態は未だ不明な点が多い。本課題では、多様な生物が生息するインドネシアにおいてオオコウモリの行動調査を行う。そしてイヌや野生動物、ヒトとの接触機会を把握し、感染が起こるルートに迫る。また、保有しているウイルスの種類についても解析する。

有効な感染症対策により、公衆衛生の向上が図られる
 診断ツールと高速・網羅的ウイルス検出法の開発により正確な感染症情報の収集が可能となる。さらに、現地の研究者が自立してウイルスの解析や診断を行えるよう、研究・教育基盤を整えることで継続的に感染症情報を収集・発信し、オオコウモリ由来感染症の発生数の減少を目指す。

研究実施風景

イメージ1

数千キロに及ぶ飛行能力をもち、広範囲に保有ウイルスを飛散する可能性のあるオオコウモリ

イメージ2

ドローンを使用したオオコウモリ生息地調査

イメージ3

プロジェクト会議参加者の様子

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

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