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ベトナム在来ブタ資源の遺伝子バンクの設立と多様性維持が可能な持続的生産システムの構築

生物資源

ベトナム社会主義共和国

終了

ベトナム在来ブタ資源の遺伝子バンクの設立と多様性維持が可能な持続的生産システムの構築

遺伝子バンクシステムを構築し、希少品種のブタをまもれ!

  • SDGs15

研究代表者

    • 菊地 和弘

      国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 ユニット長
    • researchmap
    • ゴー ティ キム クック

      農業農村開発省国立畜産研究所 副所長

相手国

ベトナム社会主義共和国

国内研究機関

農業・食品産業技術総合研究機構(生物機能利用研究部門、畜産研究部門、動物衛生研究部門)、徳島大学、伊藤忠飼料株式会社研究所

相手国研究機関

農業農村開発省国立畜産研究所(NIAS)、科学技術アカデミー生物工学研究所(IBT、VAST)、ベトナム国立農業大学(VNUA)他

採択年度

平成26年度(2014年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

優良な在来品種を発掘し、最新の育種・繁殖技術により維持する
ベトナムには貴重なブタの品種が数多く存在するが、経済発展に伴う外国品種の導入等により、在来品種は絶滅の危機に瀕している。在来品種のなかには、対ヒト移植用代替臓器の提供動物として適した系統があることが期待されるとともに、ほかにも未発見の有用な品種が生息していると推察される。このような希少な品種を遺伝資源としてまもるため、精子や卵、受精卵等を保存し、その活用を促す遺伝子バンクシステムの構築を行う。

iPS細胞等による再生医療を後押しする可能性を秘める
ブタはある種のウイルスに由来する配列を保持するものが多く、ブタ体内で作った対ヒト移植用臓器を利用するには感染症の問題をクリアする必要がある。しかし2015年、その配列が少ないブタ系統が存在する可能性を見出した。今後、ウイルス感染の心配のないブタの発掘または作製により、医療の進歩に貢献する。

研究実施風景

写真:農家で飼育されているミニブタ 写真:農家で飼育されているミニブタその2

ホアビン省ダバック地区の農家で飼育されているミニブタ(バン種)

写真:ホアビン省ダバッック地区での農家視察風景

ホアビン省ダバック地区で農家を視察している風景

写真:ホアビン省の人工授精センター施設視察風景

ホアビン省の人工授精センター施設を視察している風景

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書

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