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インドネシアにおける統合バイオリファイナリーシステムの開発

生物資源

インドネシア共和国

終了

インドネシアにおける統合バイオリファイナリーシステムの開発

石油からバイオマスへの大転換!燃料や化学品をエコに生み出せ!

  • SDGs07
  • SDGs13

研究代表者

    • 荻野 千秋

      神戸大学 大学院工学研究科 教授
    • researchmap
    • バンバン プラセヤ

      インドネシア科学院 バイオテクノロジー研究センター 長官

相手国

インドネシア共和国

国内研究機関

神戸大学、長崎大学

相手国研究機関

インドネシア科学院(LIPI)、インドネシア大学(UI) 他

採択年度

平成24年度(2012年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

スーパー微生物で燃料と化学品を創り、バイオマスで持続可能な社会構築を目指す!
 インドネシアは多様なバイオマスと生物資源の宝庫である。本プロジェクトでは、食糧と競合しない、パーム由来の廃棄物バイオマスを原料として、再生可能エネルギーや化学品を生産する。具体的には、代謝経路を人工的に再構築して、バイオマス中に含まれる糖から化合物を高効率に作り出す“ものづくり”工場を模倣した、組換え微生物「細胞工場」を開発し、生産プロセス全体の大幅な省エネルギー化、低コスト化につなげる。

バイオマスの有効活用は世界的な脱化石資源の旗手になる!
 石油資源に依存する現状から、バイオマスからバイオベース製品群を生産する「バイオリファイナリー」への大転換が実現すれば、化学産業構造において、パラダイムシフトが成し遂げられる。セルロース系バイオマス利活用の先行実証モデルとしてインドネシアで実践後、タイやマレーシアなどのバイオマス賦活量の多い国々へ展開可能である。

研究実施風景

今回のプロジェクトで原料と考えているパーム油の空果房(EFB)。EFBはセルロースが主成分であり、インドネシアでは、これまで廃棄処分されていた。
今後は、燃料や化学品への微生物変換が期待される。)今回のプロジェクトで原料と考えているパーム油の空果房(EFB)。EFBはセルロースが主成分であり、インドネシアでは、これまで廃棄処分されていた。今後は、燃料や化学品への微生物変換が期待される。

パームの木

パームの木

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書

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