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生物多様性保全のためのパーム油産業によるグリーン経済の推進プロジェクト

環境・エネルギー(カーボンニュートラル)

マレーシア

終了

生物多様性保全のためのパーム油産業によるグリーン経済の推進プロジェクト

余った資源とエネルギーを活用し、現地産業と生物多様性を守れ!

  • SDGs07
  • SDGs06
  • SDGs08

研究代表者

    • 白井 義人

      九州工業大学 大学院生命体工学研究科 教授
    • モハメッド アリ ハッサン

      プトラ大学 生物工学・分子生物科学部 教授

相手国

マレーシア

国内研究機関

九州工業大学、産業技術総合研究所 、九州大学

相手国研究機関

プトラ大学(UPM)、サバ大学(UMS) 他

採択年度

平成24年度(2012年度)

研究期間(採択時)

4年間

研究課題の概要

経済発展に必要な産業を続けつつ、環境も守る柔軟な取り組み
 ボルネオ島のサバ州は野生生物の宝庫でエコツーリズムも盛んだが、上流域にはアブラヤシ農園とパームオイル搾油工場 が多く、工場廃液等による環境汚染が懸念されている。パームオイル産業は州の重要な収入源で、産業の利益を享受しなが ら環境を守る手立てが必要だ。そこで日本の環境エネルギー技術を導入して、環境保全を図るとともに、余剰バイオマス、余剰エネルギーの有効利用による革新的グリーン産業の創出を目指す。

革新的なグリーン産業で、雇用も創出!他国にも応用可能
 バイオマスプラスチック産業の創出で雇用を生み出すと同時に、広大な湿地や河川環境を改善して生物多様性の保全につなげる。このモデルはインドネシア、ナイジェリア等のパームオイル産油国に適用できる。一方、革新的ナノ・コンポジット* 技術の開発で日本の産業にも貢献する。
*ナノ・コンポジット・・・ここではプラスチックにバイオマスをナノサイズに微細化して混合したコンポジット(複合体)。鉄のような強度も夢でない。

研究実施風景

毎日、アブラヤシの実を含む果実房が工場に集まり、大量のバイオマスを排出!

毎日、アブラヤシの実を含む果実房が工場に集まり、大量のバイオマスを排出!

年間1ヘクタールあたり5トン以上の
パームオイルを産出するアブラヤシ農園。周辺環境に悪影響が及ばない管理が必要。

年間1ヘクタールあたり5トン以上の パームオイルを産出するアブラヤシ農園。周辺環境に悪影響が及ばない管理が必要。

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書

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