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AIDS患者及びその他の免疫不全患者における新規診断法による真菌症対策

感染症

ブラジル連邦共和国

終了

AIDS患者及びその他の免疫不全患者における新規診断法による真菌症対策

免疫不全患者を真菌症から救う
新しい診断法を研究せよ!

  • SDGs03

研究代表者

    • 亀井 克彦

      千葉大学 真菌医学研究センター 教授

相手国

ブラジル連邦共和国

国内研究機関

相手国研究機関

サンパウロ州立カンピーナス大学(UNICAMP)

採択年度

平成21年度(2009年度)

研究期間(採択時)

3年間

研究課題の概要

原因となる真菌を正確・迅速・鋭敏に特定、診断につなげる
 真菌症は酵母やカビが引き起こす感染性の疾患で、生活の質(QOL)を低下させるのみならず命を奪うことも多い。HIV感染はヒト免疫機能を低下させることから真菌症を引き起こしやすく、HIV陽性者を約73万人も抱えるブラジルでは、真菌症対策が重要な課題である。本研究ではHIV感染者や免疫機能の低下をもたらす他の多くの患者について、発症した真菌症のデータを採集して調査を行い、千葉大学真菌医学研究センターで開発した菌種同定のDNAチップや遺伝子解析データを基に、迅速で簡便な診断・同定法を開発する。

開発成果は枠組を超えて。他地域・他疾病への応用進む
 診断・同定法の技術は順次ブラジルへ移転されている。またブラジルにおいて得られた疫学及び診断技術の結果は、解析後インターネットや学術雑誌を通して世界に発信していく。これらの成果は南米における他の感染症の診断・治療にも応用できるため、感染症治療の発展が期待できる。

研究実施風景

サンパウロ州立カンピーナス大学において  研究経過についての協議

カンピーナス大学真菌症研究室

カンピーナス州立大学血液検査室視察

アスペルギルス症を発症した肺組織。アスペルギルスの菌糸が肺を壊しながら広がっている。

サンパウロ州立カンピーナス大学において  研究経過についての協議

サンパウロ州立カンピーナス大学において
研究経過についての協議

カンピーナス州立大学血液検査室視察

カンピーナス州立大学血液検査室視察

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

終了時評価報告書 追跡評価報告書

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