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アフリカサヘル地域の持続可能な水・衛生システム開発

環境・エネルギー(地球規模の環境課題)

ブルキナファソ

終了

アフリカサヘル地域の持続可能な水・衛生システム開発

「集めない」「混ぜない」 ―
“心清き国”にきれいなトイレを!

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研究代表者

    • 船水 尚行

      北海道大学 大学院工学研究科 教授
    • researchmap

相手国

ブルキナファソ

国内研究機関

東京大学、高知工科大学

相手国研究機関

国際水環境学院(2iE)

採択年度

平成21年度(2009年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

低コストと安全を目指して!脱パイプネットワークの体制を築く
 ブルキナファソは、人口の27.2%が貧困層に属する最貧国の一つである。衛生的な給水環境が整わず水が原因の疾患も多いことから、導入する水設備には過酷な気候に耐え、低価格で維持が容易等、多くの条件が求められる。そこで、排水は1カ所に集めず現地で処理し、また用途や質で水を分別して混ぜないシステムを作り、低コストと衛生面の両立を目指す。大規模な配水パイプネットワークが不要な、水と衛生の新システムを開発する。

し尿を収入源に変える、コンポスト型トイレをアフリカに
 人口密度やインフラに合わせ二つのモデルを提案した。農村モデルは、飲用水のみ消毒・ろ過する。そして、し尿をコンポスト型トイレで肥料に変え、排水は灌漑(かんがい)用水に回し、農業による増収を狙う。都市モデルは、し尿は車で収集し、排水はコミュニティごとに集水する。現在は各工程に必要な技術を開発中である。

研究実施風景

無動力型コンポスト型トイレ

野菜畑での水くみ風景。し尿の肥料化と
排水再利用で野菜増産、収入増加を狙う。

北大にて

現地調査中に出会った好奇心旺盛な少年

無動力型コンポスト型トイレ

無動力型コンポスト型トイレ

北大にて

北大にて

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書 追跡評価報告書

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