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氷河減少に対する水資源管理適応策モデルの開発

環境・エネルギー(気候変動)

ボリビア多民族国

終了

氷河減少に対する水資源管理適応策モデルの開発

宇宙の眼でモニタリング ―
雲の上の200万人都市の水を確保しろ!

  • SDGs13
  • SDGs06

研究代表者

    • 田中 仁

      東北大学 大学院工学研究科 教授
    • researchmap

相手国

ボリビア多民族国

国内研究機関

福島大学、東京工業大学、日本大学

相手国研究機関

国立サン・アンドレス大学水理研究所(IHH-UMSA) 他

採択年度

平成21年度(2009年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

気候変動の影響で「巨大な真水の貯水庫」が消滅の危機に
 ボリビアでは温暖化により氷河が融け出し、将来的に水資源が枯渇することが懸念されており、実際に過去50年で氷河の56%が消失したという調査結果もある。そこで、持続的に水資源を確保していくためのモニタリング手法の開発に取り組んでいる。将来的に氷河が融け出す量、さらには都市部の人口増加に伴う水需要の変化を予測すると共に、貯水池の土砂管理や水環境、代替水源の水質も視野に入れ、多角的に水資源政策を支援するモデルづくりに取り組む。

水資源を多面的に捉え、新時代の水資源管理モデルを創出する
 衛星データを用いて、ボリビアの氷河域及びアンデス高地の氷雪域の変化を解析している。一方、貯水池の砂の堆積量の予測や水質評価、首都ラパス・エルアルト市の水需要の変化、代替水源の調査等も実施している。各研究を統合し、氷河融解水の水資源影響を明らかにするとともに、首都ラパスとその隣接都市エルアルトに水資源管理モデルとして浸透させる。

研究実施風景

氷河の下流に広がる湿地。標高4500m、熱帯、乾燥地という特殊な環境の水・熱収支を観測。

氷河の下流に広がる湿地。標高4500m、熱帯、乾燥地という特殊な環境の水・熱収支を観測。

コンドリリ氷河。ラパス・エルアルト両都市の主要水源となっている。

コンドリリ氷河。ラパス・エルアルト両都市の主要水源となっている。

氷河流域の地形の調査1

氷河流域の地形の調査1

氷河流域の地形の調査2

氷河流域の地形の調査2

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書 追跡評価報告書

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