環境・エネルギー(地球規模の環境課題)

タイ王国

終了

熱帯地域に適した水再利用技術の研究開発

熱帯地域で水のリサイクル ―
安心・安全な水を確保せよ!

  • SDGs06
  • SDGs02

研究代表者

    • 山本 和夫

      東京大学 環境安全研究センター 教授
    • researchmap

相手国

タイ王国

国内研究機関

東北大学、立命館大学、早稲田大学、山形大学

相手国研究機関

タイ国環境研究研修センター(ERTC)、チュラロンコン大学(CU)、カセサート大学(KU)

採択年度

平成20年度(2008年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

急増する水需要に対応。浄化施設で、水再利用の技術を探る
 タイは工業化や都市化等で水の需要が急増しているが、水資源の量は不安定で、衛生面にも問題がある。そこで一度使用した水を浄化・再利用し、十分な水量を得る試みが進んでいる。タイの熱帯気候と地域事情に適した水浄化施設として、省エネルギーで分散型のタイプや、太陽光を利用するタイプ、水処理と同時にバイオエネルギー生産も行うタイプの施設建設を目標とする。すでにタイの大学キャンパス等にデモプラントを設置しており、再利用技術の開発を行っている。

現場と同じ環境で実験とデータ収集を行い、技術開発に役立てる
 タイに水の分析機材を導入し、水再利用の普及と研究開発を推進するための中核機関となる水再利用センターを設立した。日本での実験とデータ収集に加え、タイの大学キャンパス内などでプラントを利用した新技術開発に取り組んでいる。また、地域の水を循環させるための実験プラントを農業地区や住宅施設等に設置し、実証データの取得と住民への普及を同時に進めている。

研究実施風景

イメージ1

チャオプラヤ川での水質調査風景。データは開発中の水質情報プラットフォームによって市民にも水質の良し悪しが理解しやすいように公開する予定。

イメージ2

キャンパス廃水と食品廃棄物から再生水とバイオガスの生産実験を行うためにチュラロンコン大学に設置したデモプラント

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研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書 追跡評価報告書

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