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低炭素社会に資する有機系太陽電池の開発~複数の産業群の連携による次世代太陽電池技術開発と新産業創成~
瀬川 浩司 有機系太陽電池が拓く未来の低炭素スタイルPlay 動画:00分47秒 00-02MOVIE 動画:03分29秒 研究者へのホームページ
研究の進捗状況インタビュー
研究者からのメッセージ2010年度 研究内容の紹介2010年度
画像 色素増感太陽色素増感太陽電池の高効率化には、長波長の光を吸収する増感色素の開発が重要です。これまでの研究で、長波長の光を電気に変換できる色素( D y e - X )の開発に成功。この色素を用いたタンデムセルでは、12.5%の変換効率を達成しました(有機太陽電池としては世界最高レベル)。この成果により、画期的な有機太陽電池の実現につながると期待しています。

有機系太陽電池が拓く未来の低炭素スタイル

有機系太陽電池は、カラフルでフレキシブル。次世代低コスト太陽電池の本命で、その実用化が待たれます。産官学のオールジャパン体制で研究開発を加速します。

従来のイメージを覆す有機系太陽電池の
実用化をめざして

現在のソーラーパネルの多くは、高純度シリコンなどを原料にした無機系太陽電池モジュールですが、太陽電池の原材料や生産プロセスが高コストなため、画期的な低コスト太陽電池開発が強く求められています。これまでの太陽電池と異なり、色素増感太陽電池や有機薄膜太陽電池などの「有機系太陽電池」は、デザイン性に優れ、製造コストも大幅に引き下げることができるものとして注目されています。色素増感太陽電池は、色素と酸化チタンと電解液で作られる太陽電池で、光励起された色素からの電子移動を利用して、光エネルギーを化学エネルギーに変換し、電気を取り出しています。この太陽電池は、変換効率や耐久性の向上が課題となっています。一方、有機薄膜太陽電池は、電解液がいらない全固体太陽電池のため、インク化できる有機半導体や印刷技術の利用で、生産コストをさらに大きく引き下げられるものと期待されます。


日本の「技術力」を結集して有機系太陽電池の
実用化をめざします

日本の化学は、基礎研究においても、応用研究においても、国際的に非常に高いレベルにあります。液晶ディスプレイや有機EL、リチウムイオン電池など、日本の化学に基づいた技術開発によって実用化できた製品は数多くあります。こうした日本の技術力を結集して低炭素社会に向けた新しい太陽電池の研究開発をスタートしました。カラフルでフレキシブル、値段も安くて効率も高い、外部二次電池なしでも電気を貯めてくれる太陽電池、そんな未来の有機系太陽電池を開発します。


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