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日本発の「ほどよし信頼性工学」を導入した超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築
中須賀 真一 00-01MOVIE 動画:00分24秒 00-02Play 動画:03分19秒 研究者へのホームページ
研究の進捗状況インタビュー
研究者からのメッセージ2010年度 研究内容の紹介2010年度
ほどよし1号は2012年度内の打ち上げを目指して最終のフライトモデルの開発が急ピッチで進められています。ほどよし2,3,4号は2013年度内の打ち上げが決まり、エンジニアリングモデルの開発が佳境です。これらの衛星に搭載されるイオン推進機、Xバンド高速送信機などの小型機器も続々と開発されつつあります。

低コスト・短納期の超小型衛星革命で新しい宇宙開発・利用を開拓

これまでにない概念として、人工衛星の機器設計を「ほどよし」で行うことが精度の向上につながるという考え方があります。この新たな尺度での信頼性を確保し、超小型衛星の積極的な開発、打ち上げを行っていきます。

「しきい」の低下により宇宙利用者・利用法のバラエティの拡大
開発費が1機数百億円、開発期間が5年以上の従来の衛星の概念を一新し、3億円以下・2年の開発期間の超小型衛星により、従来は宇宙に手が出せなかった企業、大学、研究機関、地方自治体、あるいは宇宙の新興国などが宇宙開発・利用に参入し、その結果、まったく新しい利用法が生まれることを目指しています。そのためには、シンプルであっても、あるいは逆にシンプルだからこそ信頼度を高められる新しい信頼性の考え方を「ほどよし信頼性工学」として整備するとともに、超小型衛星に搭載できるサイズの高機能機器の研究開発、ソフトウエアアーキテクチャや試験法などの衛星開発プロセスの刷新、利用開拓、人材育成などを多くの大学・中小企業とともに進めています。数十機の超小型衛星が群れとなって地球を観測し、災害時にも迅速に対応できる社会インフラの構築も目指しています。


4機のほどよし衛星による技術実証と利用開拓
プロジェクトの中では4機の「ほどよし衛星」を開発し、ロシア・ウクライナのロケットで打ち上げます。1号機は6.7mの地上分解能・4バンドで地球を観測するリモートセンシング衛星で、取得データを公開しそれによるビジネス試行実験を行います。2号機では国外7つの研究機関によって開発された様々な理学観測機器による理学観測をミッションとしています。3、4号機では、地上に置かれたセンサーからのデータを電波を使って衛星が集める「ストア&フォワード」、利用者が自由に利用できる人工衛星内に設けられた空間「機器搭載スペース」等の、超小型衛星では世界初のミッションに挑戦し、新たな利用者を発掘します。


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