【ライフサイエンス・医療】宮脇生命時空間情報

研究総括 宮脇 敦史
(理化学研究所脳科学総合研究センター 細胞機能探索技術開発チーム シニア・チームリーダー)
研究期間 2006年〜2012年
細胞や生物個体の中で起こる生命現象は、現在の我々の理解を超えて巧妙な時空間的な制御を受けています。制御の動的様相に関する情報をもたらしてくれるものとして、細胞、組織、個体を“生きたまま”可視化するライブイメージング技術が注目されています。可視光を利用するライブイメージング技術は、蛍光ラベル技術の革新を端緒に、過去10年ほどの間に色素・機能プローブと顕微鏡技術の両面から著しく発展してきました。観察対象は、細胞から組織、個体へと広がりを見せようとしています。しかし、個体といっても線虫、ハエ、魚、トリ、マウスなど、扱う生物種は多岐に亘ります。また、同一の生物種でも、発生の時期や部位により状況が大きく異なります。このため、生物個体に向かうライブイメージングは様々な問題に遭遇します。それぞれのライブイメージングに適した色素や光学系の特別な工夫が要求されます。
本研究領域では、多細胞生物における生命現象の時空間的制御の動的な理解を目指して、生物個体を扱うライブイメージングの技術革新と実践応用を学際的に実施します。
