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研究成果集

微粒子銃装置

圧縮ガスを用いた簡易型微粒子銃装置を開発。本装置を用いて、各種生体物質を細胞へ直接導入。

研究成果の概要

・表面に遺伝子や生理活性物質をコーティングした微粒子を、ガス圧を利用して高速で植物細胞などに導入し、その機能発現をさせる簡易な装置を開発した。この装置によりプラスミドDNAやRNAそして植物生理活性物質などを植物細胞内に導入することができる(図1)。
・磁性微粒子の表面に遺伝子をコーティングし、ガス圧を利用した簡易な微粒子銃装置を用いて植物細胞などに導入し、その機能発現をさせることに成功した。また、細胞内に導入された磁性微粒子を利用して、磁気により細胞を選択的に濃縮、分離できることが明かにされた。この結果などから磁気を利用した新しいスクリーニング手法が可能なことが明かにされた(23)。

成果展開可能なシーズ、用途等
  1. 遺伝子導入用の装置
  2. 生理活性物質の導入装置
  3. 新しいバイオアッセイ法の開発
  4. 遺伝子導入細胞の磁気スクリーニング法
  5. 生理活性物質を導入した細胞の磁気スクリーニング法
  6. 各種の磁性担体による生体物質の導入法
特許出願
  1. 微粒子発射装置
    特願:平4-25626(平4.1.18)
    出願人:新技術事業団、角田英男
    請求の概要:微粒子担体の表面に生体分子を付着させ、生物細胞へ高速で撃ち込み、それら物質の導入を可能とする発射装置。

  2. 磁性微粒子による細胞への生体物質導入方法及び磁気による細胞の選択的濃縮・分離法
    特願:平4-286290(平4.10.23)
    出願人:新技術事業団、角田英男
    請求の概要:生体物質を固定化した磁性微粒子を細胞内に高速で撃ち込むことを特徴とする生体物質の細胞内への導入方法、及び該導入方法により磁性微粒子が導入された細胞を磁気により選択的に濃縮又は分離することを特徴とする細胞の選択的濃縮・分離法。
報告書他
  1. 角田英男:創造科学技術推進事業 '92研究報告会 (東京) 第3部講演要旨集
    水谷植物情報物質プロジェクト p44(1992年12月)新技術事業団

  2. H.Kakuta et al., 1992 Miami Bio/Technology Winter Symposium proceedings, p21(1992)

  3. C.Hiriki, H.Kakuta et al., Proc. Japan Acad., 68, Ser. B 183-186 (1992)

  4. 角田英男:水谷植物情報物質プロジェクト終了シンポジウム記念論文集 p77 (1993年9月) 新技術事業団

  5. 角田英男:植物の化学調節 Vol.28 No.1 p98-104(1993)

〔研究者名〕角田英男

図1 ガス圧駆動方式の微粒子銃(小型タイプ)

図2 磁性微粒子(マグネタイト)が細胞内に導かれてGUS遺伝子が発現したタバコ培養細胞
上部の青い細胞がGUS遺伝子を発現した細胞。GUS遺伝子の発現によって青色の色素インジゴチンが細胞内に形成され、青く変化している。下部は正常細胞

図3 マグネタイトを撃ち込んだ細胞を磁石で集める
懸濁液の右側に磁石を置いて細胞を集めた(a)後、磁石を左側に移す(b)と、細胞も次第に左側に集まってくる(c、d)


 
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