井上 佳久

氏名(現職)

 井上 佳久 (大阪大学工学部 教授) 50才

略歴
昭和24年12月 奈良県生まれ
  47年 3月 大阪大学工学部応用化学科卒業
  49年 3月 大阪大学大学院工学研究科修士課程終了
  52年 3月 大阪大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)
  52年 4月 日本学術振興会 奨励研究員
  52年10月 姫路工業大学 工学部 応用化学科 助手
  53年10月  〜54年 9月 コロンビア大学博士研究員
  60年12月 姫路工業大学 工学基礎研究所 助教授
平成 2年 4月 姫路工業大学 理学部 物質科学科 助教授
   4年 2月  〜 6年12月 新技術事業団「さきがけ研究」個人研究者(兼務)
   6年 5月 大阪大学 工学部 プロセス工学専攻 教授
   7年 4月 大阪大学 工学部 分子化学専攻 教授
   8年10月 科学技術振興事業団ERATO「井上光不斉反応」総括責任者(兼務)
研究分野

 光化学、物理有機化学、分子認識化学、超分子化学

学会活動

 日本化学会  アメリカ化学会  日本分析化学会  光化学協会  有機合成化学協会

業績等

 真空紫外領域における有機光化学という新たな分野を開拓している。不斉光化学の分野では、光学収率を100%近くまで向上させることにも成功している。その過程で、生成物のキラリティーが反応温度によって反転する現象を初めて見い出し、その発現機構を解明している。また、不斉光反応に限らず、熱的な反応や分子認識現象全般にわたってエントロピーが極めて重要な役割を演じていることを様々な系で次々と明らかにした。さらに、以上の成果を発展させ、絶対不斉合成、不斉光増感反応、超分子不斉光化学の三つの分野の開拓と共に光によるキラリティーの創出、増殖、伝播という新しい境界的学問領域における理論的基礎と実験的手法の確立を進めつつあり、本分野をリードしている。

昭和58年 4月 日本化学会進歩賞受賞
平成10年9月  光化学協会賞受賞 

閉じる