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第10回全体会議を開催しました。【平成28年12月5日】

平成28年12月5日(月)東北大学東京分室で第10回全体会議を行いました。

ERATO百生量子ビーム位相イメージングプロジェクト
【日時】
【場所】
平成28年12月5日(月)12:30 – 18:00
東北大学東京分室
出席者(以下敬称略):村田、永谷、富田(生理研)、工藤、廉、上田(筑波大)、篠原、關、上野(JPARC)、星野、Karol.V(JASRI)、百生、矢代、高野、佐本、呉、Maryam.S(東北大)、早瀬、新井(JST)、岡田(PD)、WebEx参加:池松(KIT)、進行:中野(PJHQ)
【議題】
  1. プロジェクトHQからの連絡事項
    • 来年度予算策定、今年度研究報告等についての日程について連絡。
    • 特許の提案手順について岡田(PD)から説明。
  2. 各研究グループからの報告
    • 2.1 電子線G(村田、永谷、富田)
      • レーザー位相差TEM・FZP位相差STEM、年度末の検収終了に向け、年初から撮像開始予定。
      • NTTーATへ発注のFZPが納入された。阪大ナノテクプラットフォームでの試作FZPも使用可能レベルになって来た。
    • 2.2中性子G(篠原、關)
      • 小型中性子源用検出器とステージは入札終了。新試料台(1200度加熱、試料回転、1T磁場)は発注過程。
      • 微細ピッチImprintのGd格子は面積の拡大・格子高さは改良されたが、余剰Gdの削除が不充分であり、プロセス検討要。
    • 2.3画像解析G(工藤、上田、廉)
      • 異常データを除外するフォルトトレラント画像再構成法について実証し、概ね良好な結果を得た。
      • 位相抽出を行わない画像再構成とスパースビューCTへの応用について、実画像データを用いて検討中。
      • X線顕微鏡による実データでDifference Imageからの画像再構成、画像数の少ないFringe Scan法の検討結果を報告。
    • 2.4X線G(百生、高野、呉、星野、Karol V.、Maryam S.、佐本、池松)
      • Lau型X線顕微鏡用に適正なG0格子を作製し、Testチャートにより予想通りの結果を得た。
      • SPring-8-37XU(9KeV)で101.6倍の拡大光学系Talbot干渉計を構築し、松尾先生提供のマウス耳小骨位相CTの撮像を行った。投映像で約200nmの空間分解能のCT像が得られた。
      • 金属ガラスImprintで、2x2㎝2で28µm高さの1次元格子、1x1㎝2で20µm高さの2次元格子作製が出来ている。
      • KIT/IMTでのLIGAプロセスによる格子作製の状況について報告。任意形状位相格子に対応したタルボカーペット・シミュレータ計算結果の先行研究と比較し、今後の方針を検討中。
  3. その他
    • 第11回全体会議:2017年1月31日(火)場所はステーションコンファレンス東京503B会議室13:00~18:00。
以上