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研究成果の意義と将来性
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3.1 理論・シュミレーショングループ
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| 前述したようにこのグループはプロジェクトチームで得た多くの興味深い実験に対して、理論的な骨組みを与えるという非常に優れた成果をあげた。このグループの成果で特筆すべきことは、これら具体的な成果にとどまらず、他の系に適用可能な方法論を確立したことである。今後、多くの距離スケールの構造体、異方性物質への展開が可能であろう。また、さらに詳細な実験環境を取り込んだ理論、シミュレーションの展開が、現在の計算機の能力の範囲でどこまでできるかを含め、検討される必要がある。このような展開は今後の応用展開にも資するところが大きいと思われる。さらに、このような計算手法は膜透過、ドラッグデリバリーなどの生物物理分野への応用も興味深い。このグループの今後の活躍にも期待したい。 |
3.2 微界面物性研究グループ
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| それぞれのサブグループはオリジナリティのある成果を出し、さまざまな観点からインパクトも大きい。microscopicグループはさまざまな分子間の相互作用が多くの秩序相を形成する可能性を有することを示した。このことは更なる新規な分子系の探索に多くの指針を与えた。 |
| Mesoscopic グループのレーザマニュピュレーションは単にこの成果にとどまらず、多くの他の系への適用の可能性を示唆するものである。また、コロイド系に対する光化学的手法の応用は液晶ディスプレイへの応用の観点からも興味深い。 |
| Macroscopicグループでは特にナノパターニングによるネマチック配向の多重安定化が応用の可能性を有している。しかし、基板のパターニングにAFMを用いていたのでは実用的ではない。光配向技術の適用可能性について早急に確認する必要がある。また、面内電場印加法ではない垂直電場印加の可能性も探る必要があろう。 |
| 総じていうと、液晶と界面との相互作用の新しい理解を深め、それを制御する方法を提示するといった、サイエンスとしての成果には余りあるものがある。一方で、具体的な応用への距離はかなりあるが、将来への幅広い応用の可能性が示されており、ERATOの趣旨には十分沿うものと考えられる。 |
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