会長が最近変わったので現在は移行期間にある。任期は2年で、その前に副会長(1名)を2年経験してから会長になるのが通例。今の会長は男性のWim van Saarloos (Professor of Theoretical Physics at Leiden University)で今年6月に就任し、副会長経験はない。今年5月までの会長は女性のJosé van Dijck (Professor of Comparative Media Studies and former dean of the University of Amsterdam)で3年間会長を務めた。現在の副会長は女性のIneke Sluiter (Professor of Greek Language and Literature at Leiden University) で、女性と男性が交代で会長になるよう選出されている。会長は週3日勤務、副会長は週1日勤務となっている。
欧州を中心に、アカデミー連合の組織が多すぎるという問題意識を持っている。ICSU(International Council for Science)とISSC(International Social Science Council)がISC(International Science Council)に統合されたのはとてもよいことで、これからISCがIAP(InterAcademy Partnership)などとの連携を進め、もっと多くの組織の統合を進めることを期待している。多くの組織がありすぎると、社会から科学者が信用されなくなる。社会の人にわかりやすくするためにも、組織の統合を進めてわかりやすくすることが重要という考えを持っている。そのためにも、バイラテラルで会議をするのが重要と考えている。