第５回　輝く女性研究者賞（ジュン アシダ賞）　受賞者

輝く女性研究者賞（ジュン アシダ賞）

立命館大学 理工学部　准教授

環境システム工学、環境工学

・2011年

国立環境研究所　日本学術振興会特別研究員（PD）

・2014年

国立環境研究所　特別研究員

・2016年

国立環境研究所 テーマ型任期付き研究員、日本学術振興会　海外特別研究員、国際応用システム分析研究所（在オーストリア） 客員研究員

・2019年

IPCC第６次評価報告書　第3次作業部会　代表執筆者

・2019年

立命館大学　理工学部　環境都市工学科　准教授

・2019年

Highly Cited Researchers 2019

・2020年

Highly Cited Researchers 2020

・2021年

文部科学大臣表彰（科学技術分野）「若手科学者賞」

・2021年

Highly Cited Researchers 2021

・2022年

Highly Cited Researchers 2022

　長谷川氏は、独自に開発したシミュレーションモデルを用いて世界各国の農業・土地利用分野における気候変動政策立案や食料問題への影響に関する独創的な解析を行い、顕著な成果を挙げている。特に、将来の温室効果ガスの排出削減が食料消費や飢餓リスクにもたらす悪影響を指摘した成果については、世界的に注目を集めている。さらに、IPCC（気候変動に関する政府間パネル）の作業部会では代表執筆者を務めるなど、当該分野をけん引する研究者として世界的に活躍している。
　研究以外でも、自身が主宰する研究室において、国際的リーダーを目指ざす人材の育成に貢献している。

「気候変動と食料問題との関わりの解明」（13分25秒） 動画

輝く女性研究者活躍推進賞（ジュン アシダ賞）　該当なし

輝く女性研究者賞（科学技術振興機構理事長賞）

室蘭工業大学 大学院工学研究科　教授

情報通信、情報ネットワーク

・2009年

カナダウォータールー大学　訪問研究員

・2012年

東北大学　ＪＳＰＳ特別研究員（ＰＤ）

・2013年

室蘭工業大学　助教

・2019年

室蘭工業大学　准教授、文部科学省　卓越研究員

・2021年

ＪＳＴ さきがけ研究者

・2022年

室蘭工業大学　教授

・2023年

室蘭工業大学　コンピュータ科学センター長

・2020年

N²Women: Rising Stars in Computer Networking and Communications 2020

・2021年

2020年度KDDI Foundation奨励賞

・2022年

クラリベイト・アナリティクス高被引用論文著者2022

・2023年

令和5年度文部科学大臣表彰 若手科学者賞

・2023年

令和5年度ソロプチミスト日本財団女性研究者賞

　太田氏は、次世代通信のBeyond 5G/6Gで注目される高周波数帯（ミリ波）を活用するための特殊な反射板であるRIS（Reconfigurable Intelligent Surface）を用いた通信効率の最大化や、RISの設置場所の最適化に関する研究成果を挙げ、中国・カナダを中心に、多くの海外共同研究を展開している。
　研究活動と並行して、所属大学の男女雇用参画推進室員を務め、学内外で女性研究者のロールモデルに関連した講演を行い、また、主宰する研究室からは室蘭工業大学長賞にあたる蘭岳賞の受賞女子学生も輩出し、育成した若手女性研究者は国際的に各界で活躍している。

「世界を繋ぐ広げる豊かにする情報通信技術」（11分06秒） 動画