技術予測調査

1.技術予測調査とは

 文部科学省では、長期的視点に立って我が国の技術発展の方向を探るため、科学技術分野における技術予測調査を1971年以来これまでに7回にわたり約5年間隔で実施してきており、ここで紹介するのは2003年度から2004年度に実施した「科学技術の中長期発展に係る俯瞰的予測調査(デルファイ調査)」の結果である。
 この技術予測調査は、我が国における技術発展の長期的展望を把握し、今後の我が国の科学技術政策の立案に役立てるとともに、民間企業が技術開発戦略を検討する際の基礎資料を提供することを目的として、今後の30年間を見通して、科学技術の将来動向を調査したものである。

2.調査の実施体制

 本調査の実施に当たっては、予測調査委員会を文部科学省科学技術政策研究所に設置し、調査の全体計画、実施方針などを検討するとともに、これに沿って、財団法人未来工学研究所に、同予測調査委員会の委員を主査とする13の技術系分科会を設置し、各分野における課題の設定、調査対象者の選出、調査結果の分析などを行った。
 さらに、科学技術政策研究所において全分野を対象とする分析等を行い、これらの結果をもとに、予測調査委員会において報告書を総合的にとりまとめた。

3.調査対象分野

調査範囲は、下記の13分野である。

4.予測期間

予測期間は、2006年から2035年までの30年間である。

5.調査手法

調査は、過去の7回と同様にデルファイ法により行い、2回のアンケート調査により回答を収れんさせた。

(注)デルファイ法(Delphi法)
 デルファイ法は、多数の人に同一のアンケート調査を繰り返し、回答者の意見を収れんさせる方法である。2回目以降のアンケート調査では、前回の調査結果を回答者にフィードバックし、回答者は全体の意見の傾向を見ながら、各人が質問課題を再評価することが普通のアンケート調査と異なる最大の特色である。デルファイの名前はアポロ神殿のあった古代ギリシャの地名であり、多くの神々がここに集まって未来を占ったとされることから命名されたもので、その手法はアメリカのシンクタンクのランド・コーポレーションが開発したものである。

6.調査項目

設定した課題ごとに下記の調査項目についてアンケート調査を実施した。

7.アンケート調査の実施

アンケート調査票の発送時期は次の通りである。