CREST 研究チーム

研究課題名

固気液相界面メタフルイディクス

研究代表者 プロフィール

高田 保之
高田 保之
Yasuyuki Takata

1984年3月 九州大学大学院総合理工学研究科修了、工学博士。1984年4月 九州大学 講師。1986年4月 助教授。2003年6月 教授。(現在に至る)
2008年4月 産業技術総合研究所 HYDROGENIUS水素物性研究チーム長(併任)。2010年12月 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 主任研究者(兼務)、沸騰伝熱および高圧水素の熱物性測定に関する研究に従事。
専門分野:熱工学、熱物性
趣味:散歩


研究メンバー

<研究代表者>
高田 保之 (九州大学 大学院工学研究院 教授)

<主たる共同研究者>
小山 繁 (九州大学 総合理工学研究院 教授)
大宮司 啓文 (東京大学 大学院工学系研究科 教授)

<研究参加者>
高田グループ: 高橋厚史教授、河野正道准教授(九州大学)、塩見淳一郎准教授(東京大学)、
        森昌司准教授(横浜国立大学)
小山グループ: 尹聖昊教授、B.B.Saha教授、宮崎隆彦准教授、宮脇仁准教授(九州大学)
大宮司グループ: 遠藤明主任研究員(産業技術総合研究所)

※所属・役職は、終了時点のものです。

研究内容紹介

高田 保之

気液相変化現象や吸着・脱着現象など固気液相界面における熱物質移動の素過程はエネルギーシステムの性能を大きく左右します。本研究では、濡れ性、表面粗さ、空隙率などマクロスケールの指標を超越した新しい界面、具体的には、異なる材料と異なる幾何学的構造を複合させた界面を物性のナノ構造依存性を踏まえながら設計することで飛躍的に高効率な熱物質移動界面の創製を目指します。そのために、これまで個別に研究されてきた各空間スケールでの現象を統合的に制御することで既存性能の超越を目指す新しい学理(メタフルイディクス)を提起し、空間スケールの階層を跨ぐ知見を発掘し集約します。具体的には、(1) 濡れ性の微細制御および複雑構造伝熱面内相変化現象、(2) 高性能炭素系吸着材の開発と吸着式ヒートポンプ・冷凍サイクルへの展開、(3) ナノ細孔における吸着・移動現象の制御と高機能相界面の創成の3つのサブテーマを設定して相互融合的研究を行います。

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