10:00-10:05 | 開催の挨拶 Opening remarks | |
10:05-10:40 | 挨拶:ナノシステムが目指すグリーン&ライフイノベーション (独)物質・材料研究機構 NIMS |
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10:40-11:25 | 精密サブナノ粒子の合成と機能 東京工業大学 Tokyo Inst. Tech. |
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デンドリマーを用いた独自の金属精密集積法を駆使し、金属元素の原子数や配合比を精密かつ自在に制御して、従 来に無い精密なサブナノサイズの金属、半導体、酸化物、多元素合金などの新しい金属微粒子、いわゆる量子サイズの「新金属ナノ粒子」を組み上げるメタロシ ステムを世界にさきがけ創成しています。 Aim of our research is to develop metallo-processes using dendrimers for yet-to-be developed metal particles with sub-nanometer dimensions and controlled atom counts, and alloy sub-nanometer particles of multiple elements hybridized at the atomic level, towards the birth of a new category of materials. |
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11:25-12:10 | 新規有機/金属ハイブリッドポリマーフィルムの合成と機能発現 樋口 昌芳 Masayoshi Higuchi |
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省エネルギー次世代ディスプレイの実現を目的として、RGBと無色を表現できる革新的 エレクトロクロミック(電気で色が変わる)材料 として有機/金属ハイブリッドポリマーに注目し、電子・光物性の解明とともに、それを用いたカラー電子ペーパーを開発しています。 We have focused on organic-metallic hybrid polymers as new electrochromic materials in which RGB and colorlessness are expressible. We investigate the optical and electrical properties and fabricate color e-paper with the polymer film. |
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12:10-13:30 | 昼食 Lunch time | |
13:30-14:15 | オンサイト超高感度バイオ検査を可能にするマイクロデバイス技術 東京大学 U. Tokyo |
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超微小溶液チャンバー技術を活用し、1個のウィルス粒子や1分子の 各種疾病マーカー分子を簡便に検出する「生体分子1分子デジタル計数法」を確立してきました。これにより、各疾病の超早期段階における検出や、インフルエンザなどのパンデミックの水際阻止などを可能 にします。 Aim of the project is to develop a novel biomolecule/virus counting system at single-molecule or particle level, based on our original "femtoliter chamber array" technology. In future, disease marker molecule or virus will be detected in very early stage of illness or pandemics. |
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14:15-15:00 | スピン流ナノインテグレーションシステム 東北大学 Tohoku U. |
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ナノスケールでは電子の自転の流れ「スピン流」を介した電子や原子核間の多様な相互作用が存在することが明らかになっています。これらの相互作用をナノスケールで融合させることで、量子力学の原理で駆動する発電、熱エネルギー変換を実現させます。 In a nanoscale, an electron interacts with other electrons and nuclei through a spin current, a flow of rotation of electrons. By integrating the interaction in a nanoscale, electric power generation, motion generation, and heat-energy conversion based on quantum mechanics will be realized. |
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15:00-15:05 | 閉会の挨拶 Closing remarks | |
15:05-16:00 | 交流会&ポスター展示 Poster only & Networking |
PL ライフイノベーション Life innovation
番号 | 代表発表者 | 所属 | タイトル |
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PL 1 | 澤田 和明 Kazuaki Sawada |
豊橋技科大 Toyohashi U. Tech. |
医療生体センシングのための ノンラベルバイオイメージセンサシステム Non-label bio-image-sensing system for biological science and medical application |
PL 2 | 西澤 松彦 Matsuhiko Nishizawa |
東北大 Tohoku U. |
ソフトウェット電極による細胞・組織への低侵襲電気刺激 Soft and wet electrodes for minimally invasive electrical stimulation to cells and tissues |
PL 3 | 宮原 裕二 Yuji Miyahara |
東京医科歯科大学 Tokyo Med. Dent. U. |
電界効果トランジスタを用いた 生体分子認識検出デバイスの開発 Field-effect transistors for detections of biomolecular recognitions |
PL 4 | 宇理須 恒雄 Tsuneo Urisu |
名古屋大学 Nagoya U. |
神経細胞ネットワークハイスループットスクリーニング装置 ー疾患モデルチップーの開発 High throughput neural network screening device as disease-model chip |
PL 5 | 染谷 隆夫 Takao Someya |
東京大学 U. Tokyo |
超薄型有機デバイスのナノシステム応用 Ultrathin organic devices for biomedical applications |
PL 6 | 藤井 輝夫 Teruo Fujii |
東京大学 U. Tokyo |
マイクロ流体デバイスによる細胞・組織Showcaseの構築 Showcasing cells and tissues using microfluidic devices |
PL 7 | 野地 博行 Hiroyuki Noji |
東京大学 U. Tokyo |
超微小溶液チャンバーアレイ技術を用いた 1分子・1細胞解析技術 Mono-molecular and mono-cell analysis using micro liquid chamber array |
PG グリーンイノベーション Green innovation
番号 | 代表発表者 | 所属 | タイトル |
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PG 1 | 浦岡 行治 Yukiharu Uraoka |
奈良先端大 NAIST |
バイオ技術が拓く新しい半導体プロセス・デバイス技術 〜次世代半導体メモリー、ディスプレイ、太陽電池〜 Bio-assisted novel semiconductor processings for next generation semiconductor memories, displays, and solar cells |
PG 2 | 畠 賢治 Kenji Hata |
産業技術総合研究所 AIST |
ゴムをナノメートルレベルの精度で金型成形 Nano-scale patterning of rubber containing carbon nanotube by press molding |
PG 3 | 藤岡 洋 Hiroshi Fujioka |
東京大学 Tokyo U |
グラファイト上にエピタキシャル成長した GaN系半導体デバイス GaN semiconductor devices epitaxially grown on graphite films |
PG 4 | 北森 武彦 Takehiko Kitamori |
東京大学 U. Tokyo |
マイクロ化学チップを用いた 自律駆動型光燃料電池デバイスの開発 Development of a self-recharging light driven micro-fuel cell device based on the microfluidic chip platforma |
PG 5 | 寒川 誠二 Seiji Samukawa |
東北大学 Tohoku U. |
バイオテンプレート極限加工による 無損傷ナノ構造の作製と 高効率量子ドットデバイスへの展開 Defect-free nanostructure fabrication using biotemplate ultimate top-down etching and its application to high efficient quantum dot devices |
PG 6 | 辻井 敬亘 Yoshinobu Tsujii |
京都大学 Kyoto U. |
ナノブラシ技術が生み出す 安全・安心の次世代全固体型電池 Next-generation high-safety batteries of solid electrolytes created by nanobrush technology |
PG 7 | 齊藤 英治 Eiji Saitoh |
東北大学 Tohoku U. |
スピン流ナノインテグレーションシステム ~スピントロニクスを用いたエネルギー変換技術へ~ Nanointegration systems based on spin currents and spintronic energy conversion |
PG 8 | 樋口 昌芳 Masayoshi Higuchi |
物質・材料研究機構 NIMS |
有機/金属ハイブリッドポリマーを用いた表示デバイス Display devices with organic-metallic hybrid polymer |
PG 9 | 山元 公寿 Kimihisa Yamamoto |
東京工業大学 Tokyo Inst. Tech. |
デンドリマーテンプレートを利用した 白金サブナノクラスターの触媒機能 Novel catalysis of Pt subnano-clusters prepared using a dendrimer template |
PL ライフイノベーション
番 号 | PL 1 |
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タイトル | 医療生体センシングのためのノンラベルバイオイメージセンサシステム |
発表者 | 澤田 和明 |
所 属 | 豊橋技術科学大学 |
要 旨 | 神経伝達物質の放出を非標識で2次元計測するため、電荷転送型イオンイメージセンサ法を応用しました。イオンイメージセンサに感応膜を付与することで、物質の特異的な検出が可能になりました。その結果、カリウムイオンは電位応答、またアセチルコリンはpH変化として計測できました。神経標本として、脳スライスを用いてグルタミン酸刺激を行うと細胞外放出を検出し、グルタミン酸の興奮毒性との相関を示しました。構築した新規イメージセ ンサは神経機能ならびに病態の迅速診断用途へ向けた研究展開を目指します。 |
番 号 | PL 2 |
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タイトル | ソフトウェット電極による細胞・組織への低侵襲電気刺激 |
発表者 | 西澤 松彦 |
所 属 | 東北大学 |
要 旨 | 寒天やコンニャクなど、水分を80%以上含むハイドロゲルの表面に電極を作製する技術を開発しました。このソフトでウェットな電極は分子透過性を有する生体親和電極であり、組織・細胞に直接貼り付けても生理環境を乱しません。今回の発表では、培養皿に付着したiPS細胞などに本電極を貼り付け、電気刺激による遺伝子導入を試みた結果を中心に紹介いたします。 |
番 号 | PL 3 |
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タイトル | 電界効果トランジスタを用いた生体分子認識検出デバイスの開発 |
発表者 | 宮原 裕二 |
所 属 | 東京医科歯科大学 |
要 旨 | 著者らは電界効果トランジスタを用いた生体分子認識検出デバイス(バイオトランジスタ)の研究を行っており、遺伝子、糖鎖、蛋白質、細胞などの解析技術を開発しています。DNA解析では、A, G, C, T, 4つの塩基を繰り返し添加してしきい値電圧変化を測定することにより、非標識でDNAシーケンシング(塩基配列解析)を行う技術を開発しました。我々の開発したDNAシーケンシング技術は既に製品化され、個別化医療への応用が期待されています。 |
番 号 | PL 4 |
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タイトル | 神経細胞ネットワークハイスループットスクリーニング装置 ー疾患モデルチップーの開発 |
発表者 | 宇理須 恒雄 |
所 属 | 名古屋大学 |
要 旨 | 脳神経の難病はいまだに原因不明で確たる治療法もありません。生前に患者の神経 細胞を採取できなかったこと、および、本来その疾患を有さない動物モデルでは原因解明に限界があったからです。iPS細胞技術はこの状況に革命をもたらしています。本研究では、ヒトの体細胞からiPS細胞技術により神経細胞を分化誘導し、これまでに開発したセルケージパタ ン基板、細胞新播種技術、超安定電極などの新技術を利用し、疾患の特徴を表現した神経細胞ネットワークを搭載した疾患モデルチップを 開発しており、現在までの研究成果を報告します。 |
番 号 | PL 5 |
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タイトル | 超薄型有機デバイスのナノシステム応用 |
発表者 | 染谷 隆夫 |
所 属 | 東京大学 |
要 旨 | 柔らかい電子素材を活用することによって、人との親和性が高いエレクトロニクスの実現を目指した研究を進めています。特に、厚さ1μm級の高分子フィルム上に、有機トランジスタ、有機LED、有機太陽電池を製造することに成功し、世界最薄・最軽量を達成しました。これにより世界最小曲げ半径(5μm以下)を達成するなど、有機デバイスの驚異的な柔軟性を実証してきました。さらに、有機デバイスの軽量性・薄型性・柔軟性を活用し、装着感のない筋電計測シートなどの開発に成功しました。これらの成果を紹介します。 |
番 号 | PL 6 |
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タイトル | マイクロ流体デバイスによる細胞・組織Showcaseの構築 |
発表者 | 藤井 輝夫 |
所 属 | 東京大学 |
要 旨 | 本研究課題で開発した,我々の開発するマイクロ流体デバイスの内部に人工バイオ界面を組み込むことで細胞外微小環境における液性及び流れの条件と,界面における細胞の接着条件とを統合的に設計・制御する技術を利用してES/iPS細胞の分化を制御するマイクロ流体デバイスや,血液中にごく稀に存在する血中循環腫瘍細胞を捕捉・分離するマイクロ流体デバイスなどについて紹介します. |
番 号 | PL 7 |
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タイトル | 超微小溶液チャンバーアレイ技術を用いた1分子・1細胞解析技術 |
発表者 | 野地 博行 |
所 属 | 東京大学 |
要 旨 | 我々は、体積が数フェムトリットル(10-15ℓ)の溶液アレイデバイスを作成し、これを用いた1分子1分子バイオアッセイを確立してきた。本発表では、この手法の応用例として抗原抗体反応の一種である1分子感度のELISA法(1分子デジタルELISA)を紹介する。1分子デジタルELISA法は通常のELISA法と比較して100万倍まで超高感度化することが示されており、基礎研究のみならず新規分子マーカーの発見や臨床検査への応用が期待されている。そこで、1分子デジタルELISA法のハイスループット化や1細胞解析への応用も紹介したい。 |
PG グリーンイノベーション
番 号 | PG 1 |
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タイトル | バイオ技術が拓く新しい半導体プロセス・デバイス技術 〜次世代半導体メモリー、ディスプレイ、太陽電池〜 |
発表者 | 浦岡 行治 |
所 属 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
要 旨 | 生体超分子には、サイズ均一性、自己組織化能力など、魅力的な性質がたくさんあります。そんな生体超分子の魅力的な性質を活用したナノシム(メモリ、TFT、太陽電池)の作製手法、動作原理、新機能性を詳しく説明し、バイオが拓く新しい半導体技術の未来を予測します。特に今回は、ナノドットを3次元に積層したフローティングゲートメモリ、V溝型の超微細な無接合型トランジスタメモリ、単一ナノドットを用いた抵抗変化型メモリなど新機能デバイスの詳しく紹介します。 |
番 号 | PG 2 |
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タイトル | ゴムをナノメートルレベルの精度で金型成形 |
発表者 | 畠 賢治 |
所 属 | 産業技術総合研究所 |
要 旨 | ネットワーク構造の長尺単層CNTをゴムに分散させることで、従来のゴムでは実現できなかった数百ナノメートルやマイクロメートルの精度でゴム表面を加工する技術を開発しました。ゴム中で自由自在に変形できる支持材として長尺単層CNTが働き、ゴムの柔軟性と高精緻な形状維持性を両立しました。自由自在にマイクロサイズのゴム表面加工を行うことが可能になり、例えば表面加工することにより濡れ性、密着性、光学特性を制御した高機能ゴムへの応用が期待できます。 |
番 号 | PG 3 |
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タイトル | グラファイト上にエピタキシャル成長したGaN系半導体デバイス |
発表者 | 藤岡 洋 |
所 属 | 東京大学 |
要 旨 | 高い熱伝導特性・電気伝導性、原子レベルでの平坦性などの優れた特徴を持つ安価で柔軟な大面積グラファイトシート上に高品質半導体結晶成長が可能となれば、新機能フレキシブル大面積半導体素子システムを低価格で実現できると期待されます。我々はパルススパッタ法と呼ばれる新しい結晶成長技術を開発することにより、グラファイト上への窒化ガリウム半導体の高品質薄膜成長を実現しました。この技術を用いて、グラファイト上のフルカラー発光ダイオードや太陽電池などのエレクトロニクス開発を行っています。 |
番 号 | PG 4 |
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タイトル | マイクロ化学チップを用いた自律駆動型光燃料電池デバイスの開発 |
発表者 | 北森 武彦 |
所 属 | 東京大学 |
要 旨 | 燃料電池は小型高出力の電源としてモバイルデバイスへの応用が期待されているが、ポリマー製のプロトン交換膜の劣化や外部からの燃料供給の必要性が課題となっている。一方当研究室では、ガラス基板上に作製した10-1000nmサイズの拡張ナノ流路において水の高いプロトン移動度を発見し、これをプロトン交換に用いる燃料電池を着想した。本発表ではこの燃料電池デバイスと光触媒による水分解を利用した燃料生成デバイスを組み合わせた、自律駆動型光燃料電池の開発について報告する。 |
番 号 | PG 5 |
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タイトル | バイオテンプレート極限加工による 無損傷ナノ構造の作製と 高効率量子ドットデバイスへの展開 |
発表者 | 寒川 誠二 |
所 属 | 東北大学 |
要 旨 | 鉄含有フェリチンおよびリステリアフェリチンを用いてシリコン、ゲルマニウム、ガリウムヒ素、インジウムガリウムヒ素、グラフェンの均一・高密度・周期的量子ナノ円盤構造の作製に成功し、広範囲なバンドギャップエネルギーの制御を実現した。その結果を基に、高効率量子ドット太陽電池、量子ドットレーザー・LEDへの展開を進めています。これまでの取り組みや得られた成果を紹介します。 |
番 号 | PG 6 |
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タイトル | ナノブラシ技術が生み出す安全・安心の次世代全固体型電池 |
発表者 | 辻井 敬亘 |
所 属 | 京都大学 |
要 旨 | イオン液体を可塑剤として、ナノブラシ付与複合微粒子が規則配列積層したコロイド結晶型固体電解質(新概念イオニクス材料)の開発に成功しました。これまでに、対応するイオン種含有塩の添加ならびにブラシ構造の最適化により、リチウムイオン電池、色素増感太陽電池、燃料電池の駆動を実現しており、これらの成果を紹介します。有機溶媒系電解液の液漏れや発火などの危険性を排除でき、また、固体電解質ゆえの様々なメリット(例えば、バイポーラ型電池)を活かし、安全・安心・高性能電池として、その実用化が期待されます。 |
番 号 | PG 7 |
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タイトル | スピン流ナノインテグレーションシステム ~スピントロニクスを用いたエネルギー変換技術へ~ |
発表者 | 齊藤 英治 |
所 属 | 東北大学 |
要 旨 | 電子の自転の流れ「スピン流」はマイクロメートルで消失してしまうため殆ど利用されてこなかった。この状況を一変させたのは、ナノテクノロジーの進展である。スピン流生成材料とスピン流電力・動力変換材料をナノスケールで融合させることにより、スピン流の有する多くの特長を従来のエレクトロニクスやメカニクスと結びつけることが可能になり、多岐にわたる有益な物質機能を創出することが可能になった。本ポスターでは、熱と動力に焦点を当て、スピン流の生み出す新しい機能を紹介したい。 |
番 号 | PG 8 |
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タイトル | 有機/金属ハイブリッドポリマーを用いた表示デバイス |
発表者 | 樋口 昌芳 |
所 属 | 物質・材料研究機構 |
要 旨 | 金属イオンと有機配位子の錯形成により得られる有機/金属ハイブリッドポリマーは、金属イオンと有機配位子の電子的相互作用によりユニークな電子・光機能の発現が期待されます。これまでに、金属イオンから有機配位子への電荷移動吸収に基づくポリマーの色が、金属イオンの電気化学的酸化還元により、着色⇔消色を繰り返し変えることができるエレクトロクロミック特性を明らかにしてきました。本展示では、この新しいエレクトロクロミック材料を用いた表示デバイスを実演を交えて紹介します。 |
番 号 | PG 9 |
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タイトル | デンドリマーテンプレートを利用した白金サブナノクラスターの触媒機能 |
発表者 | 山元 公寿 |
所 属 | 東京工業大学 |
要 旨 | 原子数を制御したサブナノクラスター(SNC)は安定な魔法数クラスター以外の合成は困難で、その触媒活性はよく調べられていません。本研究では、フェニルアゾメチンデンドリマーを用いて原子数の制御された白金SNCを合成し、このSNCをグラファイト化メソポーラスカーボン(GMC)に担持することで、安定な触媒として用いることを可能としました。また、GMC担持Pt12SNC触媒を用いて水素添加反応を実施し、高い触媒活性を示すことをみいだしました。これらの研究成果を紹介します。 |