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有機シリカハイブリッド材料のナノ構造制御と機能創出

稲垣 伸二
株式会社豊田中央研究所
稲垣特別研究室 室長/シニアフェロー
URL : http://www.tytlabs.co.jp/japanese/tech/mat01.html

有機物と無機物が分子レベルで複合化した有機シリカ材料のナノ構造制御により、光合成をお手本とした光エネルギー変換材料の創製等の機能創出を行う。安定性が低くナノ構造制御が難しい従来の有機系の材料の欠点を、無機物との複合化により克服します。すでに、規則的なナノ空間を形成した安定な有機シリカ材料の合成に成功しており、太陽光を利用した二酸化炭素の固定や高効率な分子認識材料への応用を目指します。

 

超高輝度放射光機能界面解析・制御ステーション

尾嶋 正治
東京大学
大学院工学系研究科 応用化学専攻 教授
URL : http://www.oshimalab.t.u-tokyo.ac.jp/

新しいナノ領域界面構造を利用したナノデバイスの開発を可能にするため、長尺アンジュレータ超高輝度放射光ビームラインにおいて、高い分解能で機能界面を解析し、界面制御・設計を行うステーションを開発します。具体的には、
1)三次元分布解析法
2)ナノ領域分光法
3)サブミクロン軟X線発光分光法
4)軟X線ホログラフィによる界面動的観察
を体系的に進めます。

 

酸化物・有機分子の界面科学とデバイス学理の構築

川崎 雅司
東北大学
原子分子材料科学高等研究機構(東北大学金属材料研究所兼任) 教授
URL : http://www.kawasaki.imr.tohoku.ac.jp/

酸化物半導体・強相関酸化物・有機分子などで構成される2次元界面を対象に、異種物質の電子状態をつなぎ合わせて電荷を注入し、自己形成する絶縁層を介した電界効果で電荷を蓄積する新手法を開発します。これらの界面における電子・磁気・光機能を雛形デバイスとして実証し、エレクトロニクス材料としての基礎を構築します。

 

錯体プロトニクスの創成と集積機能ナノ界面システムの開発

北川 宏
京都大学
大学院理学研究科・化学専攻 教授
URL : http://kuchem.kyoto-u.ac.jp/ossc/index.html
URL : http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/Muki/index.html

金属イオンを有機配位子で架橋した金属錯体を基盤材料として、水素分離、水素吸着・乖離、水素酸化、プロトン伝導などが関わる新しい学術分野「錯体プロトニクス」の創成により、水素ガス輸送、超高速電子・プロトン輸送、超効率物質変換などの各素機能を薄層集積化した界面システムの開発を推進します。この研究の、近未来技術として想定される、全錯体型燃料電池や白金フリーな電極触媒、プロトン電池デバイスなどへの発展を目指します。

 

異種物質との接合を利用した金クラスター触媒の機能設計

春田 正毅
首都大学東京
大学院都市環境科学研究科 教授
URL : http://www.eng.metro-u.ac.jp/harutalab/

金は化学的に不活性な金属であるが、直径2nm、原子数300個以内のクラスターになると、その化学的性質が劇的に変化します。このような金クラスターを種々の卑金属酸化物、炭素(豊富なナノ構造を有する)、高分子(ソフトマテリアル)と接合することにより、その物性をさらに広範に飛躍的に変化させ、環境に優しい化学プロセスを生み出す新規触媒の探求を行います。

 
 
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