長山雅晴
北海道大学電子科学研究所 教授
研究概要
自己組織化としての皮膚バリア機能の数理解析皮膚は人間の体内水分を保持するバリア機能を有しています。最近の実験結果から、このバリア機能はカルシウムイオンを通じた情報伝達により皮膚表面の情報を皮膚内部に伝達することによって自己組織的に行われている可能性が高くなってきました。本研究では皮膚科学者・非線形科学者の協力を得て、皮膚バリア機能に対する数理モデル化を行い、数理的に皮膚バリア機能を解明し、自己組織化の視点から数理科学としての皮膚科学分野を開拓します。