研究者・研究課題
脳組織傷害後の慢性炎症における免疫制御機構の解明
- 七田 崇
- 慶應義塾大学 医学部 微生物学免疫学教室 専任講師
研究概要
脳組織傷害後の慢性炎症における免疫制御機構の解明
脳神経組織の慢性炎症では、マクロファージやミクログリアなどの炎症細胞が炎症の慢性化と終息に重要な役割を担っています。炎症細胞は脳神経組織に浸潤する際に、脳内因子によって何らかの調整を受けて炎症促進または抑制に働くようになると考えられます。本研究ではこのような脳内因子や炎症細胞の機能を網羅的に解析することによって、炎症の終息と組織の修復に至るためのメカニズムを解明して、新規治療法の開発を目指します。